こんにちは。
久しぶりに投稿させていただきます。



最後に彼と話してから、五ヶ月が経ちました。

自分の至らなさで友人を失い、就職に向けた研修が始まり、事故に遭い……
私にとってはいろいろな意味で、怒涛の五ヶ月間でした。
特に秋は、精神的にも荒れて、なんとも情けない状態でいました。
そんな中で、ことあるごとに彼と過ごした時間が思い出されては、
自分にとってどれだけ大切なものだったかを痛いほど思い知らされました。

それでも、ご縁に恵まれて仲良くなった新しい友達や、両親など、
私を思いやり、励ましてくれる人たちの優しさに支えられ、がんばれています。


一方、彼のほうは、二度、心臓発作を起こし、入院、手術を受けたり、
職場でも騒ぎがあって、それに巻き込まれたりと、
肉体的、精神的にもそうとう苦しい時期を迎えていたようです。

そうしたことは、私が就職のことで悩んでいた時、彼の意見も聞きたくて、
赫々然々で、できたら相談に乗ってほしいとSMSでお願いしたところ、
こうした用件の場合は、必ず折り返し連絡してくれた彼が、
今回に限って梨の礫だったため、不安に思って、
それとなく共通の友人に尋ねてみたので、事態を知った次第です。


私から彼へは、この五ヶ月の間に、計三通ほどの近況を知らせるメールと、
上記の相談の件や、お見舞いのSMSを送信しています（もちろん反応なし）。

何度か電話もかけてみましたが、受話することも、折り返し連絡もありませんでした。

おそらく、職場でのことや体の不調などで、疲れきっていたためと、
ほんの少し、私との接触を故意に避けようという意思もあったのだと思われます。



さて、十一月の最後の週、数日間の休みを貰い、彼の住む町へ行ってきました。
彼になんとかして直接会いたかったためです。

「自分に恋愛感情がある限り、会わないほうがいいと思う」と、
五ヶ月前に自ら宣言しておいて、本当に情けないことだとお恥ずかしい限りですが、
やはり、彼が私をどう思っていようが、私が彼に恋していようがいまいが、
そんなことはどうでもいいから、とにかく彼とのなんらかの繋がりが、
私にはどうしても必要なのだとさんざん思い知らされました。

このままだと、彼と疎遠どころか絶縁になりかねない恐怖にかられて、
どうなるかわからないけれど、とにかく彼に会わなければおさまらなかったのです。

そして、それでも彼が拒み続けるなら致し方ないと覚悟もしていました。


電話も出てもらえないし、SMSやメールも届いているのか疑わしかったため、
アポもとれず、彼の職場を直接訪ねていくしかありませんでした。

共通の友人にお願いして、彼の仕事が終わる時刻を見計らって行くという、
ほとんどストーカーまがいのことをして、ようやく会うことができたのですが、
彼は、驚いたようだったものの、少なくとも表向きは快く私を迎えてくれました。

そして、彼のキャビネットで、小一時間ほど話しました。


彼は最後に会った時よりも痩せて、顔もやつれ、疲れている印象を受けました。
発作や入院、手術のことも笑って話していましたが、本当にたいへんだったのでしょう。
そして気のせいか、私への態度に多少の戸惑いやぎこちなさも感じられました。

最初は、互いの近況などをしばらく話し合っていたのですが
（この際、彼がちゃんと私のメールの内容を把握してくれていたことがわかりました）、
沈黙が訪れた時、思い切って、もし、彼が許してくれるのなら、
今までのような感じでなくていいから、時々、会ったり電話したりして、
彼とお話しする機会がほしい、自分にはそれが必要みたい……と、
伝えたかったことを静かにお話しました。



許すも何も、友達として会うのはかまわないし、拒みたいとも思わない。
君を締め出したり、口も利こうとしないなんていうのはナンセンスだ。

もう、戻ることはできない。
僕だっていろいろ考えたこともあった。
だけど、もうだいぶん前に、僕のほうでは答えは出ているんだ。
それは何度も、君に説明してきたはずだ。
僕は君を傷つけるようなことだけはしたくなかった。

その事実を受け入れようとしなかったのは、君だ。
見たところ、今でも受け入れられていないようだね？
君は眼を醒まそうとしない。
僕との将来は期待できないんだよ。


そう云われました。


あなたの云うことは確かにそのとおりかもしれないけれど、
私が何か求めているとしたら、それは将来とかそういうものではないし、
もとより何も期待していなかったし、今でもしていない。
我侭なのはわかってるけれど、私には、友達でもなんでも構わないから、
あなたの好きなようでいいからあなたとの接触がかけがえのないものなの。
それを伝えたくて、お願いしたくてここまで来てしまった。

あなたが、私が目を醒まそうとしないと云うのならば、
私に云わせれば、あなたも未だに、私が本当に求めているのは何か、
わかっていないのかな、と思ってしまうわ。


と、私も穏やかに応えました。


彼が「そうだな。わからない」と云って、一緒に笑いました。
「こんなふうに、こういうことを一緒に笑えるのが好き」と私は云いました。


やはり名残惜しく、彼のここ数日の予定を訊いてみたのですが、
ずっと忙しくて帰ったら死んだように眠っているということだったので諦め、
次に町へ来る時は、連絡してもいいかと尋ねたところ、
「いいよ」と云われて、お別れしました。


しかし、これは単に私の直感ですが、実際に今度連絡したとしても、
彼からの反応は、もうないのではないかと、そんな気がしています。



私は今でも彼が好きだし、大切な人です。

仮にこれから、私に彼のほかに大切な人ができて、深い仲になったとしても、
彼とのご縁はずっと、大事にしたいし、これは本当に私の我侭ですが、
どこかで、少しでも繋がっていたいというのが本望です。


帰ってきてからいろいろと考えたのですが、会うことは叶わなくなるとしても、
やはり、時々、読んだらなんとなく笑顔になれるような、
日常のささやかな、優しい出来事などを、お便りしようかな、と思っています。
多忙で心身に大きな負担を背負っている彼が、何気なく読んでて、
ふっと、日常のしがらみを忘れて笑えるような内容の……。

けれどもその一方で、彼にとっては、私が彼を慕っている感情自体が、
やはり重荷になっているだろうと思われるので、
どんなに、恋愛とかその手の話と関係のないお便りであったとしても、
私からのどんな接触も、彼には煩わしいのではないかと、
それなら、なんにも書いたりしないほうがいいのかな、と悩んでいます。



長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。



※
レスNo.1に、ザッと、これまでの経緯をまとめておこうと思います。
初めての方には、そちらも目を通していただけると幸いです。