こんばんは。

カッターさんの後ろ髪を引かれる、切実な思いは改めてよく分かります。いえ、本当に実感し辛い気持ちをひとり抱えているのはカッターさんですね。私では、ありません。だから本当は分かる道理もないのですよね。

例え私が実際の友人なり、隣にいる存在だとしても事態はさほど変わらない。渦中にいる「本人」以外、誰も入り込めません。感情や心の持つ不可思議な面ですね。だから人は言葉を介して意思疎通を、それも間接的なかたちで、図る他はない。孤独、と言えば孤独です。

ある意味での人の（存在の）逃れられない定めに纏ろう寂しさ、寂寥感を埋めるために、人の温もりを求めるのだろうか、と考えた事はあります。まあ、幾ら考えてもすっきりとした答えなど導かれはしませんし、ちょっとした他愛ない思索です。ほんの戯れでもいっときの救いになれば、それはそれで良いかな、とも思います。それって単なる開き直りなんですけど・・・。

あれこれ述べた私も、思い切り引き摺りますよ。後悔もうんとあります。無様な自分を呪ったり詰ったりもします。「大人になろう」とどんなに戒めても中々成熟しない自分に呆れもします。人を見て羨んだり妬んだりもします。街中で見かける「好みの女性」を思わず目で追う事も一度や二度ではありません。

カッターさんの様な純粋な恋心なんて果たして自分にはあるのだろうか、と思わず自問自答もしました（アドバイスを書き込みながら）。要するに「人様」にたいして、ああだこうだと堂々と指南できる立場では凡そないんです。私の方こそ情けない。

では、「嫌いか」。と言うとそうではないし、それなりの自己愛も自負もない訳ではありません。こうごちゃごちゃとしたさまざまな心、価値観を私は「引き摺って」今日に至ります。私の定まらず落ち着きを見せない心にたいして敢えて「整理」をする為に、こちらの掲示板で「回答」を綴る。そのような動機、も有態に潜ませています（そんなぶっちゃけて良いのか、とも思いますが）。

身も蓋もない私事の話で非常に申し訳ないんですけど、結局、私は本質的にカッターさんを「説得する」力など初めから持ち得ていません。ただほんの少し、例え僅かでも慰めなり癒しなり、「心が軽くなる」手助けの真似事をしただけです。私のごくささやかな力添えがすこしでも役に立てれば、私もまた嬉しく、ほっと安堵するんです。

カッターさんの言葉に、私は思わず「ほっこり」しましたし、「救われ」もしました。上も下もない相身互いのやり取り。語弊を怖れずに言えば、「自分自身の為」だからこそ書き込みにも力が入り、継続し得る最もたる“動機”として私はいま、実感しています。

カッターさんは私よりも遥かに「心が広い」方だと思いました。この辛い状況の最中、きちんと応じて頂くカッターさんを通して私は身につまされました。

「諦めきれない」私は、碌な返答もしないでしょう。傷心に身を委ね、そのまま無視し、放置をしてしまう。さもしい自分がごく容易に想像出来るのです。けれどもカッターさんは全く違った。状況は如何あれ、私は先ず「潔い」と思いますよ。ありのままの心境を包み隠さず述べながら、私への配慮も忘れず、確り節を通す。私も、是非、見習いたいと思います。

誠実なカッターさんゆえに、敢えて打ち明けると最初は投稿をすこし躊躇ったんです。余計な怒りを買いかねないのではないか、と気も揉みました。でも顔も声も、姿も、身元も解らないカッターさんにたいして「惹き付ける」何か、共感を何処かで感じてもいました。

いま、こうしてお返事を受け取り、私の「直感（強いて言うところの）」に対する答えがほんの少しでも分かった気がします。

「そういう人」本当に、思い遣りのある人柄に私は感じ入ったのでしょう。だから、私は、カッターさんの今回の件が「なれ初め」になって欲しかった、素直に応援を差し向けたかった。と思ったんです。いえ今も思っています。

ほんとうに、そしてやがて確実に来るカッターさんの「なれ初め」心から私は願い、祈っています。

カッターさんのお言葉、とても嬉しかったです。こちらこそ、ありがとうございました。

お返事ありがとうございます。
やはり現実を受け入れるのはつらく、心から納得はなかなか出来ません。
ただ、アインスさんの丁寧で穏やかな言葉を読んでいるうち、少しずつですが気持ちは落ち着いてきました。

今思えば、彼女に彼氏がいるとわかった時点で諦めるべきだったんだな、とも思います。当たり前かもしれませんが。
しかし、「お友達としてなら仲良くしたい」という彼女の優しい言葉に甘えてしまっていました。
その時点で既に「引き摺る」予兆はあったんだろうな、と自分自身で感じます。

ただ、彼女の事は本当にいつも頭から離れないし、毎朝駅で今日はいるんじゃないか、やはり何か事情があっただけである日ひょっこり現れるんじゃないか、と考えてしまっています。(思い切り引き摺ってますね笑)
時間はかかると思いますが、忘れるよう努めようと思います。

本当に丁寧な返信、ありがとうございました。

こんばんは。

返信ありがとうございます。

そうですね。ここで私がいま、つらつらと自分の意見を述べたところでカッターさんのお気持ちが晴れる訳ではありませんからね。よく言うところの「頭では分かっても心が」分からない、ついていけない状態、と言いますか・・・。私もまた、カッターさんのお気持ち、よく分かります。主旨を汲み丁寧に応じるカッターさんが尚絞り出す主張は、わがままとも一概には言えません。浅からぬ思いは、当然の感情ではあります。

私には誰もが納得する「正解」が分かりません。あれこれと指示したり況して命令を下せる立場でもありません。カッターさんの意志は、確かにカッターさんご自身の裁量の範疇にあります。彼女を求めて止まない気持は、誰も非難も干渉も出来ない事です。

想い続けた２年間は、それだけ重く長く、そして掛け替えが無かったのでしょう。彼女の方は一方できっと（非常に残念ながら）もう既に「けりをつけている」。と、私は思います。だから敢えてカッターさんから離れ、立ち去った。

徒に深入りして、カッターさんをこれ以上、惑わしたくなかったのでしょう。私にも彼女と再会は、離れ難い気持ちを再燃させかねない危うさが見受けられます。動機の如何に関わらず。

私は(別の方の書き込みでも触れましたが)、「悩む」事と「引き摺る」事は、絡まり合いつつも別の話だと思うのですね。失礼ながら、いま、カッターさんは悩むというよりも引き摺ってしまっている様子が少なくなく窺えます。彼女からの「関われない」との意思表示を直に聞き、けりをつけてすっきりと感情面の整理に努めたい。この嘘偽りのない心境も、カッターさんの彼女にたいする拘りの裏返しにも何処かしら感じ取れる。

拘りとは消し去れない愛着であり、つまりは未練です。未練の全てが悪い訳ではありません。簡単にも捨てられない。ただ、過剰な持て余しと挙げ句の表出が問題なのでしょう。いまはじっと、自重する他はない、と、私はお伝えするばかりです。

女性の方が某か書き込まれるとしても、概ね私とおなじ意見だと思います。「これ以上引き摺らないように」と促す。

男だから、と言って殊更に我慢を強いる積もりは私にはありません。こちらでも（主旨別の掲示板が用意されています）またご家庭でも吐き出すだけ吐き出して構わない。時には涙を流してもやもやを発散する。すこしもおかしくも、情けなくもありません。本当に情けない人は「情け容赦のない」、一方的な自己満足の為、相手の心身を追い詰め、命まで時に奪う人です。世間を不安に陥れ、無駄に騒がす輩の暴挙は迷惑以外の何物でもありませんね。

未練とは残像です。くっきりと今象られている彼女は、掴めも触れもしない幻影に過ぎないもの。所詮実像ではありません。真に迫る生々しい光の輪郭も時の流れと共に次第に薄れていく。彼女の対応、態度が如何あれ結局はその先を紡げない。すくなくとも、そう割り切って意識を切り替えた方が良いですよ。

恋愛感情は基本的、本質的にフィーリングの世界に席巻され、理屈云々の埒外にあります。けれど筋道を立てた思考の積み重ね、「とことん考え抜く」おこないもまた無駄ではないと思います。真っ当な心がけは常に健常な理性に支えられ、裏打ちされています。決して刹那的な衝動の産物ではありません。辛い気持ちを懸命に乗り越えて、人生をたくましく切り拓いていく当事者もまたカッターさんご自身なのです。

よく御存じのように、ご自身の気持ち、感情すら容易には変えられない。ならば、どうして人の気持ちや態度を改め、変える巧みな術を持ち得るのでしょう。是非もなく、どちらの言い分にも夫々の事情と理由があります。


一つだけ、私からカッターさんに添えておきましょう。

彼女は、確かに、「困惑」はしていたのでしょう。けれど「迷惑」には思ってはいなかった。「惑い」に繋がるこれらの言葉は似て非なるもの。「困惑」は某か喜ばしいプラスの感情をほんのりと含む。「迷惑ｌはただ只管にマイナスの嫌悪感に染まっている。決して、混同してはいけません。

彼女の心中にはいま、「迷い」も「惑い」もない。極めて潔い判断を彼女は下された(のでしょう）。彼女の嘗ての困惑が、何れ“迷惑”の領域に進んでしまっては、本当に目も当てられない話です。

おなじ苦悩において、私はマイナスよりプラスの感情をせめて残しておきたい。例えささやかでも出来るだけ綺麗に終止符を打ちたいと思うのです。同情も真っ平だけれど、憎まれたくも嫌われたくもない。

ほんとうの「救いの言葉」はそれ故、無言のメッセージにこそ込められている、と。


結局またあれこれ述べてしまいましたね。どうもすみません。

寒く冷え込む時期はすこし続きますが、早くも２月を迎え、そろそろ春の季節が巡ってきますね。春一番を経て、南からの温かい微風の香りを深く味わって、カッターさんの新しい「春」を迎える準備と力を整えて欲しい。

私からの願いです。

お返事ありがとうございます。
まだ気持ちの整理がつかず、何を書いたらいいのかわかりませんが…

アインスさんの言う事は、とてもよくわかります。確かに、僕の前に当然彼氏がいるわけで、彼氏を裏切らず筋を通した上で、僕にも精一杯の思いやりをくれたのかなと思います。

ただ、彼女からはっきりとした言葉が聞きたいというのはわがままでしょうか。
彼女が姿を見せなくなったことによる無言のメッセージを簡単には受け入れられない、というのが本音です。はっきりと言葉で聞けば諦めがつくし、時間はかかるけれども気持ちの整理もつくと思います。

情けない話ですが、彼女に何かやむを得ない理由があっただけで、またしばらくすれば姿を見せてくれるのではないか…などとも考えてしまいます。

相談というか、ただ気持ちを吐き出すだけのようになってしまい申し訳ないです。アインスさんの言う事は本当によくわかるのですが、受け入れるにはやはり少し時間がかかりそうです…

こんばんは。私は男ですが敢えて。

片思いに苦しまれ、悩まれている方。燻る気持ちを持て余している方。此方に相談を寄せた方。カッターさんもそのお一人ですし、私としても後押しの応援を差し向け、拙いアドバイスを差し上げたいところですが・・・。

２年間という相応に長い期間。ずっと思い続けたカッターさんは本当にその彼女にたいして深い好意を抱いていたのですね。ある時思い切って打ち明け、ある程度の同意を取り付けられたカッターさん。しかしある日を境に姿を見せなくなった彼女。現状にたいする思い煩い、私なりにお察しします。

彼女は、「怖さ」と「優しさ」を込めた目に見えない言伝、メッセージを穏やかな日常の空気、件の通勤電車に残されていったのではないでしょうか。カッターさんの下から去った（と思われる）彼女はカッターさんを決して嫌っていた訳ではないと思います。カッターさんのすなおで一途な好意に対し意表をつかれ、驚きはしたけれど、どこか嬉しかったんじゃないかな・・・。だから通勤の最中、何気ないお話を交わして彼女なりに親しく接した。それは彼女の、紛れもない思い遣りの気持ちの表れ。カッターさんも私以上に深く実感される事でしょう。

確かに、カッターさんは不埒な「ストーカー」では決してない。文面からも繊細で優しげな雰囲気が伺えますし、彼女への想いも極めて純粋です。けれども、彼女には既に彼氏がいるし、どうしても心穏やかに過ごせはしなかった。カッターさんの態度が如何あれ、ある種の恐怖心も払拭出来なかった。思い悩み場合によっては当の彼氏にも相談された可能性もあるでしょう。いえ、状況から考えてほぼ間違いなく打ち明けていると思います。

彼女とその彼にはやはりカッターさんとのやり取りは「問題」として映ったし寧ろ当然とも言えます。彼女が節操のない、軽薄な人柄であれば「浮気」のひとつも平然と行うでしょう。カッターさんが「一途」であるように、しかし彼女もまた「一途」な人柄を持っていた。ゆえに彼を裏切らず、節度を通した。そして同時にカッターさんにも配慮を示されたのです。彼女の残したメッセージはとても美しく、また毅然として、清々しい香りに満ちている。

カッターさん。若しもその“彼”が通勤中に怒鳴り込んできたらどうしますか。殺伐とした空気の中、周囲に目もくれず口論するか、或いは殴り合いの喧嘩に踏み切りますか。カッターさんは、恐らくは、「考えも」しないでしょうね。そんな事は。

“彼”もきっと「同じ」考えを持って穏便な対処を水面下で促した。だから彼女の「思い遣り」はその“彼”の気持ちも入っている。そう私は思えるのです。大事（おおごと）にしたくない気持、社会通念に照らし合わせた無難な保身も当然、含まれているでしょう。だとしてもカッターさんを傷つけ、追い詰める意図など微塵もないんです。

人が込み合う行きの中も、一仕事終え、一息つく帰りの中も電車が穏やかであるのは、ひとりひとりの良心と良識の賜物です。「整然」という言葉は如何にも無味乾燥として面白みもないけれど、守るべき大切な観念です。カッターさんも勿論、言うまでもなく自覚し、弁えられている事でしょう。

彼女は“彼”の未来の配偶者、伴侶となる可能性がある方です。彼女の希望ある未来、その先をカッターさんは利己的な感情で穢し、壊したいのですか。そうは思ってませんね。私はカッターさんを無体な、傍若無人な人だとは毛ほども思いません。捨て鉢になって、破滅的な行動を取る衝動に捉われた輩とも無論異なる筈。

優しさに満ちた“残り香”は、美しいままに残して、思い出の中に仕舞いこんでおきましょう。カッターさんにはカッターさんの「出会うべき人」が必ずいる。大丈夫です。例え、彼女が再び「姿を現した」時も、出来るならカッターさんはけじめをつけるべきでしょう。

「物語」は車輛の空間ではなく、乗り込む人々の心の中にこそ秘められている。夫々の物語の一致はひとつの「運命」とも言えます。それは何時生じるか誰にも分かりはしません。しかしカッターさんの「物語」は確かにその時、その刹那に産まれ、息づいた。彼女は、カッターさんを確りと「見て」そして会話を交わしたのですから。満足には至らずとも、納得はして頂きたいと思います。

私は応援は出来ないけれど、精一杯の励ましはせめて送れます。

「気を落とさないで」と言ったところで中々整理はつかないとは思いますが、カッターさんの希望ある未来、その先を心より願い、祈っています。

女性の方はまた違った見解、意見があるのかもしれませんが、兎も角一言。