こんばんは。

言いたいことも言えず、関係に固執して、相手の事情も知らずにただ目ををそらし続けることには、何の未来も、発展もありませんよ。

あいまいな関係、ということには、相手にも理由があります。

・一人の相手に縛られたくない
・体の関係は持ちたいけれど、彼女にはしたくない
・何人かの候補を試している
・回避依存

･･････さまざまです。

考え方によっては、簡単に『じゃあ付き合おうか』と恋人同士になったはいいけれど、平気で浮気をする人よりは、彼は、自分に正直であるともいえます。

あなたに対して、既婚者なのに未婚だと言ったり、恋人がいるのにフリーだと言ったり、自分にはあなただけだとか、そういう、何かしら嘘をついたり、だましたりしているわけではありませんよね。

お互い納得して、今までは身体だけの関係を続けてきたわけでしょう。

他に関係を持っている女性がいたところで、非があるともいえません。

ようは、あなたのほうが、ちゃんとしたお付き合いをしたいと考え方が変わってきたということですよね。

あいまいな関係というのは、どこかに、後ろめたさというものがあります。
特に何も考えていない、ということもありますけれど。

ですので、彼に対して、私たちの関係をどうするの、というような、感情的に詰め寄るような事態は、避けたほうがいいでしょう。

むしろ、彼の事情を、落ちついて聞かせてもらうほうがいいでしょうね。

あいまいな関係だからこそ、すんなり聞けることでもあります。

他にも相手がいるのだろうけれど、恋愛ってどう思う？とか、自分の将来のことを考えることがある？とか、今までどんな恋愛をしてきたのかとか。

そんなことを聞きながら、もしも相手が考え方を聞かせてくれるようなら、そこでまた考えることができます。

大まかに、自由でいたいとか、そのうちタイミングがあればとか、彼なりの、気持ちがわかるかもしれません。

関係にこだわらない、と考えてみて、そのうえで、
『私はあなたとちゃんと付き合いたいと思っているけれど、あなたはどう？そういうのよりも、何人か遊び相手がいて、自由にやれているほうが、今はいいのかな？』
と、ウェットにならず、さらっと聞いてみるのもありです。

関係を相手に選択させたり、求めるのではなくて、彼の事情を、まずは聞かせてもらうこと。

それが聞ければ、もっと大きな時間の感覚で、あなたの描くこれからの道と、照らし合わせてみればよいでしょう。

彼に、誰かと付き合う意志や、結婚も含めた将来の考え方がなく、たとえあなたの真剣な好意を知っても、化学反応が起きないのであれば、そこで、あらためてあきらめることを考えてもいいのですから。

結婚して子供も欲しいなら、ちゃんとした手順を踏んで、相手とつながることが大切です。

あなたの人生があと一年くらいで終わるなら、あいまいな関係のままでもいいでしょうけれど、不慮の事故でもなければ、もっともっと続いていくのです。

考え方が変わってきたあなたは、自分のために自分を変えたいと思いはじめているのですから、
『自分は、本当はどうしたいのかな？』というところを、シンプルに突きつめたほうがいいでしょう。

その上で、彼のほうに気持ちがないのであれば、
『あと～回会ったら、それで最後にしよう』とか、
あなたなりに心を決めて、そのことをきちんとやりきってもいいでしょう。

自分が弱っていたり、不安なときだけ、相手を求めてつながろうというのは、関係の持ち方としては怠慢です。

責任のない関係はストレスもないですけれど、いくら繰り返したところでしょせんは応急処置にすぎません。

簡単に他人にすがらずに、たとえ疲れても、それでももう少し、自分の足で前に進むのだという強さも、人生には必要です。

がんばってくださいね。