私→内田(23歳)商社勤務
相手→メーカー勤務

彼の会社とは電話で主にやり取りをしてます

彼と初めて関わったのは3ヶ月前のこと。
受注の担当者が変わって、注文書に
Ｕいう名前を見るようになった。
それまで受注のタイミングが遅くて
加工会社に迷惑をかけてしまっていたり
受注連絡が度々だったので手間が掛かっていた。
彼に変わってから、受注タイミングが早くなったり、伝えた事をすぐ実行してくれるようになり、私の中で会社のイメージも変わった。
何より、彼の包み込まれるような柔らかな声に心が惹かれてた。

いつからか、Ｕさんから電話が掛かってくることが楽しみになっていた。

仕事上の会話、相手の要望を聞いて応える。
それだけの会話だったけど、最後の失礼します、が言いたくなかったり、電話を切りたくなかった。

業務のことだけじゃない、
もっとプライベートなことも話せたら。。
そう思うようになった

台風が酷かった時、
大丈夫でしたか？と聞いてみた。
大丈夫じゃないです。と彼の口調がおどけて見せてきたのが可愛かった。

お盆の会社稼働状況のスケジュールをきいてるとき、
彼の予定も聞きたかったけど聞けなかった。

結婚してるのかも分からないし年齢も知らなかった。

彼の事をもっと知りたいと思うようになった。

彼はどう感じてるのか分からないけど
必要以上に電話を掛けてくれる。

手間が掛かるので困る事もあるけど
彼の為ならと喜んでやってる自分もいる

私からのその会社への電話も
Ｕさん宛てが多い。
ある時、経理の人にききたいことが
あったので電話をかけた。

出たのはＵさん。
〇〇会社の内田と申しますが、、
そう告げると、
はいＵです。と答えてくれた。

あ、違う。今回は佐々木さん宛てなの。
と思ってそう告げる

すみません。Ｕさんじゃなくて
佐々木さんに代わって頂けますか？

何だか申し訳なかったので、
Ｕさんともお話したかったのですがと
一言本音を加えた。

彼も佐々木ですね、と寂しそうに見せてくれたように感じた。

(私がいい風に捉えてしまってるのかも
しれないけど)

そしてそんなこんなで最近、

〇〇会社のＵと申しますがと
告げられると
はい、内田です。と答えてたら

あ、前島さんに用があるので
代わってくれますか？
(前島さんは私のペアの営業さん)
と言われた。

はい、前島ですね、と
少し落ちこむが代わろうとすると

違いますよ、内田さんにです。

とまたおどけたように話してくれた。

私も笑みがこぼれる。

彼から9月末で異動するんです、と
告げられた。
あぁもう会話が出来ない。。
それを聞いた時はありきたりの返事しか
返せなかった。

また別日、電話が掛かってきた

はい、〇〇会社です。

〇〇会社のＵですが、
前島さんいらっしゃいますか？

声で電話に出たのが私と分かったのだろう
また、いじられてきた、と思ったので

はい、前島です。

と乗ってみた。
電話越しから、笑いが聞こえてきた。

前島さんですね、から普段の業務の
やり取りに代わった。

もうちょっと彼に聞いてみてもいいかも、
と思った私は、ずっと気になってた質問をしてみた。

ちなみにＵさんって何年目ですか？

失礼になるかもしれないけど
気になるんだもん

3年目ですよ、と答えてくれた。
ちなみに内田さんは？と聞かれて
2年目です、と答えた。

お互い年齢が近かった、と何だか
より距離が縮まった感覚がした

彼のことをすごく気になってしまっている

顔も分からないけど。。

ただもうすぐ異動してしまう
私は事務なので取引先と会う事もない。

営業さんも担当のお客さんの中でも
重要度が高くないから訪問することもあまりない

どうやって会えるだろうか、
このストーリーの感想とアドバイスを
お待ちしております。