こんばんは。

私ではありませんが、私の同級生の女性が、現役時代は某○輪で、ウィンタースポーツの選手と結婚しています。

彼女の場合は、旦那が現役時代は結婚しませんでした。

自分で仕事をしていたのもありますが、スポーツ選手の食事メニューをきちんと勉強したり、マッサージを覚えたり、
トレーナー顔負けで、彼に対し、支えられるところは支えていました。

現役をやめると指導者になる人もおりますが、彼の場合は、
普通に社会人としてやり直す、という意志があり、それは
彼女との話し合いで、お互いに了承していました。

彼としては現役中に結婚してもいい、といっていましたが、
彼女は、

『選手である彼が目当て、と思ってほしくない。彼が一個人になったときに結婚することで、肩書きではない、彼本人を愛しているということをわかってほしいから』

と言っていました。

ちなみに、交際していることは、昔からの友人である私と、自分の両親にしか打ちあけていませんでしたが、
そのことにストレスなどは感じていなかったそうです。

むしろ、『自分の彼氏は選手の誰々』と自慢することのほうが、
卑しい感じがして気持ち悪い、と言っていました。

彼が引退したあと、すぐに結婚式をして、彼はホテルの従業員として働き、彼女も、自分の仕事を続けながら、出産も視野に入れ、結婚生活を続けています。

彼は、知名度があるせいで、営業などにまわされて苦労していましたが、何とか仕事にも慣れて、役職にもつけています。
厳しいトレーニングで培った忍耐力は、ハンパなものではないですね。

結婚式では発起人をさせてもらいましたが、彼が、

『自分をしっかり持ちながら、現役時代は私に寄り添ってくれて、それが終わったら、こういう形でこれからも寄り添っていく、そんな風に愛情を示してくれた彼女に、心からありがとうと言いたい』

という挨拶を、涙まじりにしていたのが印象的でした。

彼女とは、彼ともどもたまに飲む仲ですが、
彼との結婚などに話がいくと、

『相手が誰だろうと、これが幸せ、と決めるのは自分だから』
と、彼女は言っていました。

幸せとは何かを、本当にわかっているんだな、と感心した覚えがあります。

ご参考まで。