こんにちは、八神さん。


あえて表現するのであれば「現実逃避」でしょうね。


彼氏とは「疲れた」と思いながらも、別れるつもりはない。
ここが全ての起点でしょうね。


疲れた、別れたい、と思っているのであれば、話しは簡単ですよね。
素敵な先輩がいる。好きかも、いや、好きだ。　で、話しは終わります。

しかし、彼氏がいて別れるつもりはない。つまりは。彼氏の事が好きなのに、他の人を？
まさかね！あたしはそんな軽い女ではない。という自己評価。
これがあるから、先輩への気持ちは「これはなんだ？」となる。

彼氏と毎日会えるし、毎日楽しいし、周囲の友人も「八神の彼氏、いいね♪」という評価が
あったら、その先輩の事をそこまで考えますかね？
「いい人。いい先輩」で終わるのでは？


結局は、彼氏とのお付き合いに、自分でも「うーん。。。」という気持ちなのに、
「別れない」という前提のもとであれこれ考えるから、どうしても説明のできない部分が
出てきて、それを説明するのに自分で困る。

先輩への気持ちは、そういう自己矛盾を回避するための現実逃避から出ているのですよ。
というか、そもそもの矛盾は、その先輩に対するあやふやな気持ち、もしかしたら恋心を
「別れない」前提で考えるから、ややこしくなる。

先輩はとってもいい人。それに比べ、彼氏は嫉妬深いし、束縛するし、とマイナス評価。
このふたつを、無条件に両立させようとすると、無理が出る。
だから、恋なのか？と自問自答しながらも、彼氏とは別れないけど、と条件が付くので
話しの整理が出来ない。


これだけの事ですよ。


彼氏に対しての不満を、先輩は埋めてくれるから、気持ちが傾く。
でも、彼氏がいるから、その気持ちの傾きを「恋愛」と認める訳にはいかない。
自分の女性としてのプライドもあるし。


半年に１回のペースでしか会えない、となれば、どうしても傍にいる人が気になるのは
当たり前です。
遠距離であること、なかなか会えないことを、彼氏が埋めてくれているのであれば、
心穏やかに過ごすことも可能でしょうが、喧嘩が絶えない。疲れるわ～、めんどくさいわ～
となればね、尚更。

さらには、女子校出身だとすれば、男の生態にも慣れてはいない。
「男なんか、所詮この程度」という基準もない。
恋愛とは、カップルとは、という自分なりの経験則から生まれる基準がない。
だから、悶々としながらも、彼氏を裏切ることはできない。という「正論」が邪魔をする。

もしかしたら、彼氏は彼氏の地元で、宜しく楽しくやっているかもしれないのに、
「あり得ない」「恋人同士なのだから」「彼はそういう人ではない」という根拠のない
正論が湧き出る。


本音と建て前がぶつかるのですよね。。。


彼氏に対して、十分に満足させてもらっていないから、優しい先輩に気が傾いているのです。
それだけ。

だから、現実逃避という表現を使いました。


別れろ、とは言いませんし、彼氏に内緒で、とも言いません。
あとは自分で自分の気持ちの交通整理をするだけですよ。