やはり、いけない一線を越えてしまったと考えざるを得ません。
中学１年というと第二次性徴期の真っ最中なので、女性の身体への
興味に欲望が抑えられなかったのでしょうね。一番の身近な存在
として、妹であるあゆみさんに意識が向いてしまったのでしょう。

姉や妹やいる家庭では決して珍しいことではないですが、多くの
家庭ではやはり男の子の理性が勝って、一線を越えないですね。
寝ていれば気づかないと思っていたのでしょうが、気づいていたと
なると、あゆみさんの心は非常に傷付いたでしょう。お兄さんに
対する信頼度が大きければ、それだけショックも大きいものです。

あゆみさんの現在の状態は、いわゆるPTSDに相当します。
可能性の低い解決方法は、お兄さんに「子供の頃、お兄さんが
私の胸や下半身を触っていたことに気づいていたんだよ」と訴え、
「すごい信頼していたから、お兄さんに裏切られたと思った」
「だから、それからずっと、お兄さんのことを避けていた」と
心境を吐露して、お兄さんから「ごめんね」と心から謝罪されれば、
２人の間にあった溝が埋まり、今までのぎこちない関係が一気に
改善されることが期待されますが、しかし、恐らくお兄さんは
「そんなこと知らないよ」と完全にシラを切るでしょう。

同じ女性として、母親に話を聞いてもらうことをお勧めします。
「２人だけの秘密にして欲しいことがあるの」と切り出して、
今の心境を素直に話してしまうことです。母親として、息子の
第二次性徴期の誤った行為に対して、正しく理解してくれるはず
です。お母さんは、お兄さんに対して態度を変えることはしない
でしょう。あゆみさんのよき理解者として、今まで娘がずっと
苦しんでいたことを反省し、今後はいろいろ相談に乗ってくれる
ようになるはずです。

親というものは、自分の子供の頃の経験がある分、もう大人ですし、
ちゃんと理解できるものですよ。お母さんが信頼できると判断できた
ならば、ぜひお話をしてみましょう。