ウチのこの世で嫌いなもの。「男」
だけどある男が好きになりました。

ウチは恋愛とかどうでもいい。ウチは過去に嫌な思いがあり、恋愛を嫌いになった。
キュンキュンとかドキドキとかわからない。

でもある日、学校で席替えした時。隣に可愛らしい男子が隣で、静かそうな人。
ってのはオオハズレ。うるさくてバカでモテ男で…「かまちょ」

最悪。高校で一番の嫌な思い出だわ。ソー思った。

そいつはもて過ぎて女子がキャーキャーピーピーうるさい。
こいつ大っ嫌い。むり。うちは思った。

授業中は早弁。日誌も掃除も全部任せる。
こいつマジキライ。

そういう日々が続いた。

そして今日。ウチは買い物に隣町まで行ってる時、そいつにあった。
にげようと走った時、思いっきり転んだ。

「最悪」

したら、そいつにきずかれた。
まーたバカにしてくるんだろうなー。そう思って睨んだ。

そしたら…

「大丈夫？じゃないね。」そう言ってウチに背を向けてきた。
「いい」断ると無理やりオンブされた。

「あんたウチが男嫌いなの知ってる訳？」
「知ってる。だから好きになってほしいから今こうしてる」
「は？あんた女なら皆こうするんでしょ」
「いや？お前だけだよ」
「きも」
「好きな奴以外おぶらねーよ」

そう言われて少しドキドキした。
これって好きなの？