変わる覚悟があるのなら出来るだろうよ。
一見長くて面倒くさい文章だけど、少しずつ区切ってでもいいから最後まで読んでみてね。
人の話をちゃんと聞き入れることも、ワガママを減らす一つだからね。

欲しいものがあるなら、それに見合った変化を自分にも起こさなきゃいけない。それはとても苦しいこと。どうして苦しいと思う？それは、今はまだ自分の中に無いものを創りだそうとしてるから。

でもね、俺らが今生きてるってことは、何かしら苦しいことをいつの間にか乗り越えてきてるからなんだ。言葉を話すことだってそうだし、走るのだってそうだし、歩くことも、立ち上がることも、赤ちゃんだった自分にはものすごく大変だったはずなのに、こうやって今は全部出来てる。なのに、物心がついて、いい悪いの判断ができるようになると、自分が傷つきたくないがゆえに悪い方ばかりに注意が向くようになってしまう。

例えば、俺の場合だと算数がすごく苦手で。パッと見難しいと思ったものは計算しようとすらしなかった。諦めずにいろいろ試してやり方さえ覚えれば誰でも解けた問題だったのに、自分には出来ないと思い込んだから問題に立ち向かおうともしなかった。そのせいで、今でも計算は苦手だ(-_-;)　あの時、計算のやり方や公式を染みつけておけば簡単に解けたであろう問題もいろいろ調べないと解けない。

前向きになるっていうのは、空元気で笑ってみたり、とにかく頑張るってことじゃない。そこだけは憶えておいてね。そこを勘違いして、体に無理がかかって潰れちゃう人が多いから。

大事なのは、「どうやったら苦しみに耐えられるか」じゃなくて「この問題をクリアしたらどんなチカラが手に入るか。どうやったら、この苦しみを逃げずに解決できるか」ってこと。

先にも言ったように、由紀菜さんが立ち上がったり、歩いたり、走ったり、喋ったり出来るのは「面倒くさい」とか「出来ない」という感情よりも、「これができたらもっと楽しいことが待ってる」という本能と感情の方に意識が向いていたからなんだ。だから、何回転んでも、何回間違えても、出来るまで色んなやり方を試し続けられた。
それは、大きくなった今でも同じなんだよ。出来ると思っていろんな方法を試せば必ず出来る。誰かが出来てることはやり方さえ理解すれば出来るんだ。
できてる人と、出来ない人の差なんて頭で考えてることぐらいだからね。

今、「自分では満たせないから、周りに満たしてもらわないと困る」と思ってる事も、その意識があれば、一人でも解決できることは増えるはず。　そうすれば自ずと人に頼る必要も減ってくるから、ワガママも減ると思うよ。

それともう一つ。人を笑顔にできた時間は、必ず自分にも同じ分返ってくる。これは信じて欲しい。
ということは、人を嫌な気持ちにさせた時間も、必ず自分に同じ分だけ返ってくる。ってことだ。振られたことでよく分かったよね。

自分だって、嫌なことされたら仕返ししたくなるし、いい事してもらえたら相手にもいい思いして欲しいと思わないかい？

どっちが得か考えたら、一目瞭然のはずだ。一見苦しそうだな、面倒くさいなと思った時は、その苦しみを解決した先にどんないいことが待ってるか想像してみよう。まずはそれが第一歩。自分の可能性を閉ざしてしまわないように。

最後まで読んでくれてありがとう。由紀菜さんが、自分で明るい未来を切り開けるように祈ってます。