まんぞくさんへ

人は鏡です。 あなたが元気だと相手も元気になります。
あなたが優しいと、相手も優しく
あなたが魅力的だと、相手の魅力もどんどん引き出されます。
今のあなたの鏡は、今の彼。 魅力的に感じますか？

そして、あなたが1番魅力的に輝くのは何をしている時ですか？
その輝きのレベルに合わせて、あなたに男性が引き寄せられてきます。

あなたの魅力に合わせた人が。

これからどんな人生を歩んで行きたいですか？

まんぞくさん、こんにちは。

まんぞくさんの気持ちは、少しもおかしなものではないと思います。
社会的、倫理的な是非とかは別として、“忘れられない”という気持ち自体は、
誰でも持ちえる、人間的な感情なんじゃないでしょうか。

だからまずは、ある人への想いがこびり付いていることで、ご自分を責めないで下さいね。

しかも、お話を聞くに、まんぞくさんのその男性への気持ちは、
燃え上がったものの告白することもなく、
恋愛とは別の次元で（たとえば友人・知人として）彼との関係が築かれることもなく、
疎遠になってしまったのですから、まんぞくさんとしては、すごく、
不完全燃焼っていうか、思い切りをつけるには難しい状態なのではと思います。

おまけに、彼の存在がいやでも目につく場所ならなおさらでしょうね……。

ここからはちょっと、私の個人的な考え方になってしまうのだけれど、
誰か特定の異性に心惹かれ、恋心を抱く時って、
「人として好意的に感じられるその人物自身への気持ち」と、
「自分の無意識の世界に既に成されている一種の理想像」が、
共鳴関係にあるんじゃないかなぁ、と感じるのですね。

その人の顔貌とか、声とか、五感に訴えるようなもの、
もしくは人柄とか雰囲気とか、心因的なものに、
自分にとってもっとも魅力的な「内なる存在」と同じ要素を見出すのかな、って。

だからきっと、まんぞくさんにとってその男性は、
まんぞくさんの中にある最高の異性と共通する要素を多くもっていたのかもしれません。

だからよけいに、執着してしまうし、忘れられないのかもしれません。

そして、ここからは私なりの提案というか、
実際に、自分がなかなか恋にふっ切れずにいた時にしていたことなんですが、
思い出してしまうものは、思い出していてもいいんじゃないでしょうか。

想ってしまう間は、想っていていいんじゃないでしょうか。

無理矢理、忘れなくちゃ、彼氏に悪い、と自分を焦らせたり責めたりしていると、
もっともっとこんぐらがって、よけい苦しいことになるような気がします。

その男性は、まんぞくさんの理想的男性として、心に住まわせたらよいと思います。

なんなら、いくらでも心の中でお話ししましょう。
逢えていた頃云えなかったこと、伝えたかったのに遂げられなかったこと。
一人でいる時に、口に出したり手紙に書いたりして、
心を通して“彼”にぶちまけてもいいでしょう。

もちろん、そういった心に残る男性の存在は、彼氏さんに隠し通すべきでしょう。
でも、まんぞくさんが、現在の彼氏さんを大切に想っていらっしゃるのなら、
　本　当　に　彼氏さんを傷つけたり苦しめるようなことは、できないと思います。

あと、私の場合は、時間が解決してくれました。

すっかり昇華できなくても、少なくとも、時間とともに少しは楽になれるはずです。
衝動的、感情的な気持ちも、ある程度は濾過されていきます。

出逢ったのが去年の今ごろ…まだまだ思い出鮮やかで、気持ちも強くて当然です。

今は当分、気持ちをどうにかすることを目的にしないで、
大丈夫になるんだ……って、自分自身と、自分の気持ちを受け入れてあげて下さい。
安心させてあげて下さい。

そのうえで、彼氏さんとの関係や気持ちも、大事にしてあげて下さいね。

少しでもまんぞくさんの心が安らかになりますように、祈っています。