恋をすると、相手のために何かしたくなりますよね。
尽くす事ってとても素敵です。

そんなあなたにとても伝え難いことですが…批判を恐れずあえて伝えます。

繰り返しになりますが、「与えること」って素晴らしいです。
でも、素晴らしいだけに時々、表に出にくい問題が発生するんじゃないかと思います。

相手から何か与えられると誰しも嬉しいです。
与える事柄にはプレゼントやお金など物質に限らず、行動、言葉にこめた心も含まれます。
難しいなと感じることは、与える人も相手のためとはいえ
相手でないので、常に求めている量、タイミングで与えているわけではないと思います。

物質や心に限らずタイミングもそうです。
欲しいと思うものでも、あたえられすぎると気をつかってしまうし、欲しくない。
でも与えられた以上、受け取らないわけにもいかず、御礼も伝える必要があります。
当然、与える人も無意識の内に見返りとして「喜ぶ姿を見たい」って欲もあります。。
「相手のため」にすること、本質的には「自分のため」にしていることなのかもしれません。
つまり、お互い欲を満たしている点では、ある意味　平等です。
相手のためにすることは悪いことではありません。。
不満がたまってしまうと、与えている人は「相手のためにしているのに」と思ってしまい
与えられる方も「私の為にしてくれてることだから」思ってしまう。
互いに伝えにくいことだけに問題が表面化しにくい問題になりがちです。

しばしば恋をする人は盛り上がってくると与えすぎる傾向にあります。
恋愛欲も食欲と同じで「ちょっと物足りない」ってことが大切なのかもしれません。
量が多いとお腹ふくれてしまったり、胃もたれしてしまう。
それに与えられる人は、量と頻度が多いとあれも欲しい！これも欲しい！と欲が膨らみ
横柄になっていく。そういう意味でも与えすぎは一概に「良い事」とはいえないのかもしれません。

与える人はとても素晴らしい人だと思います。
次のステップとしては相手が「物足りない」と感じたところで
適当な分量、タイミングで渡してあげる事も「相手のために」につながるのかもしれません。
与える事のデトックスを。