冷静に分析するから好きでないとは言えないかなぁと思います。
私もどれだけ好きでも、半分（もう少し少ない）冷めた目で見てしまいます。
傷つきたくない、失敗したくないと思う気持ちもあるし、
それが悪いとは私も思えません。
良く言えば「慎重派」ではないでしょうか。

それが恋愛に悪影響を及ぼすのかといわれるとケースバイケースかなと思います。

昔の彼が「俺を通して誰かを見ている」の誰かとは、
特定のだれかではなく
"あなたの価値観”にあたるのかなと感じます。

理屈屋さんに陥りがちなことは、
理屈＝「自分の価値観や経験をもとにした理屈」
にすぎないということを忘れることかなぁと思います。
つまり、相手を分析したり、こうすべきだという答えも
結局は自分の価値観でしかないので、本当の答えじゃないし、
必ずしも他人に共感される答えであるとも言えません。

冷静であるがゆえに、時間がたつと、
相手の悪い部分が見えてきて、
ついつい「なんでそうするの」「こうしたほうが良い」など
自分の価値観を押し付けてしまい、相手の個性をないがしろにしてしまったり、
相手の行動（疲れていてそっけなかったなど）によって、
事実とは違っているのに、勝手に相手の感情を決めつけ、
信じられなくなったりすることもあったりします。

慎重であるがゆえに、自分の価値観偏重になりすぎると、
自ら墓穴を掘ってしまうような悪い面があるかなぁと思います。
自分の価値観や経験にないことは分からないものですし、
自分が分かってることなんてそう多くないってことを知っていないと
損することもあるかなと思います。

「慎重」であることはあなたの個性だと思います。
個性とはうまく向き合えばいいと思います。

冷静であるがゆえに、相手の本当の姿が見えて、許せることもあります。

相手が感情的になっているとき、盲目になってしまえばそのまま喧嘩ですが、
冷めている自分がいると「なぜ彼女は感情的になっているのか」考えてしまい、
例えば「仕事が忙しくて余裕がなくて八つ当たりしていて、
職場ではぶつける先がないから、こっちに向けて投げてるんだろうなぁ。
すっきりさせるために当たりたいだけ当たらせてあげよう」
と気づき、感情的にならず相手を受け入れられたりします。

いわゆる「大人な対応」ができることが、
客観的で冷静であることの利点です。

どっぷり相手につからない分、適度な距離感で一緒にいられる。そんな利点もありますね。

そんな風に自分の個性と向き合えれば、あなたも不安を抱かずに済むのかなと思いました。

冷静に見れるのはとても素晴らしいことですよ。

恋は盲目って言いますよね？
盲目になって、見たくない部分があっても
見ないふりをし、時間が経つにつれ盲目という錯覚から覚め
なんで好きだったんだろうと悩む人が殆どです。

そんな中で杏さんは逆なんです。

最初から冷静になれている。
恐らく男性恐怖症になったことと、元々の性格が
そうさせてるんだと思いますが、決して悪いことではない。

冷静に判断した上で、好きだと言えるなら良いことだと思います。

あと、盲目から切り離された、と頭で認識してるから
余計に現実世界に戻ってきたんだと思ってしまう場合もありますよ。

本来なら、盲目になっている世界、現実の世界、と区別しないものですからね。