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ぼんやり先輩さまへ  (こりない後輩より)
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ああ、先輩、どういうことなの。
本当に、本当に私なんかとご飯に行ってくださるんですか?
二人で?ええ?
いや、冷静になりますね。
先輩にとっての私は、『可愛い大好きな後輩』。
私にとっての先輩は、『尊敬してやまない大好きな先輩』。
高校の頃から変わらない関係性。
でも…ただ、ご飯を食べるだけですよ?他に何もないんですよ?なのに、なのに一緒に行ってくださるって?
で、デートじゃ、ないですか。
テンパっちゃって、緊張しまくっちゃって、4年間伸ばした髪を切ったりとか慣れないお店探ししたりとかデートプラン考えたりとか、頭の中パンクしそうです。
あなたがどうすれば喜ぶのかばかり考えてますよ。
私がリードしなきゃ、エスコートしなきゃ、って思ってるからって、ちょっと変じゃないですか先輩!
おかげで仕事も手につかないし、失敗しちゃったり変なミスしちゃったり、恥ずかしいことばかりですよ。馬鹿先輩。先輩のせいですからね。

さすがに、尻込みしてるんです。
やっと、やっとデートまで漕ぎ着けたって。この9年間を振り返って感慨深くなって。
そして、関係が変わるかもしれないことを恐れてるんです。怖いんです。先輩、何考えてるのかわからないから。
今までの勢いが馬鹿みたいにしぼんで、アホみたいに後ろ向きになって、ああ、もっと早くにダイエットしとけばよかったとか、デートに着る服無いとか、そんなことばかり。げんなり。
どうしよう。どうしよう。
先輩に会う前に心臓爆発して死ぬかもしれないっ!