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ぼんやり先輩さまへ (こりない後輩より) |
- IP: 123.221.164.229
- ああ、先輩、どういうことなの。
本当に、本当に私なんかとご飯に行ってくださるんですか? 二人で?ええ? いや、冷静になりますね。 先輩にとっての私は、『可愛い大好きな後輩』。 私にとっての先輩は、『尊敬してやまない大好きな先輩』。 高校の頃から変わらない関係性。 でも…ただ、ご飯を食べるだけですよ?他に何もないんですよ?なのに、なのに一緒に行ってくださるって? で、デートじゃ、ないですか。 テンパっちゃって、緊張しまくっちゃって、4年間伸ばした髪を切ったりとか慣れないお店探ししたりとかデートプラン考えたりとか、頭の中パンクしそうです。 あなたがどうすれば喜ぶのかばかり考えてますよ。 私がリードしなきゃ、エスコートしなきゃ、って思ってるからって、ちょっと変じゃないですか先輩! おかげで仕事も手につかないし、失敗しちゃったり変なミスしちゃったり、恥ずかしいことばかりですよ。馬鹿先輩。先輩のせいですからね。
さすがに、尻込みしてるんです。 やっと、やっとデートまで漕ぎ着けたって。この9年間を振り返って感慨深くなって。 そして、関係が変わるかもしれないことを恐れてるんです。怖いんです。先輩、何考えてるのかわからないから。 今までの勢いが馬鹿みたいにしぼんで、アホみたいに後ろ向きになって、ああ、もっと早くにダイエットしとけばよかったとか、デートに着る服無いとか、そんなことばかり。げんなり。 どうしよう。どうしよう。 先輩に会う前に心臓爆発して死ぬかもしれないっ!
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