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全ての人を愛せる君さまへ (バイより) |
- IP: 124.155.52.83
- 君が自分の事を、ちゃんと私に話してくれたとき、
私は君を笑い飛ばした。
真面目な口調で言った君を、
ふざけた口調で馬鹿にした。
傷ついたような、困ったような顔をした君に、
馬鹿にした顔で罵った。
君の覚悟も知らずに。
君の勇気も知らずに。
君の心を踏みにじった。
気づいたときには、もう遅い。
冗談。なんかじゃ済まされない。
今も私に笑いかけてくれる君と、
今もその笑顔に甘え続ける私。
謝罪なんてもうできない。
君の優しさは、あの日を亡きモノにしてくれた。
私の醜さは、あの日を罪として背負わせる。
君も私も、本当は同じ心を持っていたのに。
「全てを愛せる人」だった君。
私もそうなりたいのに。私もそうなれるはずだったのに。
私は「愛してしまう」自分を、疎み、拒んだ。
自分の事を、心のどこかでは自覚しながらも、気づかない振りをした。
私を信じた君を裏切り、自分を正当化した。
大切な男友達を、理解者を、悲しませた。
君の隣で微笑む彼女が、君の「愛」のカタチを知ってるのかは分からないけれど。
君の「愛」は、とても純粋で無垢なものだから。
清らかな心を持つ君のあたたかな幸せは、私にとっても嬉しいんだ。
友達として、影の仲間として、嬉しいんだ。
たとえ、あの日の言葉が、本当は嘘だったとしても。
私の思い違いだったとしても。
私の後悔と、
君への愛しさは消えないでしょう。
これからも、君の「愛」を私に分け与えてください。
『ごめんね。君の全てが好きだよ。」
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