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S.B.さまへ (F.S.より) |
- IP: 37.188.179.55
- 貴方の声を最後に聞いてから、半年近くが経ちましたね。
お元気ですか?
いろいろと、貴方の噂は聞いたけれども、調子よくないんですって? 直接、貴方の力になれないのは大変もどかしいけれど、 いつも遠くから貴方の平安を祈っていました。
メールでもたびたび近況は知らせていたので、 貴方も知っていると思いますが、私もいろいろありました。 就職できそうなこと、友達を失ったこと、家族のこと、恋愛のこと。 本当は、直に貴方の顔を見て、報告したかったけど……。
この数ヶ月間、どれほど貴方の姿に、声に、表情に焦がれていたことか。 貴方は知るよしもない。
会いたくてたまらない。 もう一度、私の名を呼ぶ貴方の声が聴けたら。 もう一度、あの眼差しを私に注いでくれたら。 もう一度、あの微笑みを見せてくれたら……。 どんなに求めていたことでしょう。
私は今、心臓がまっぷたつに裂けたような苦痛を味わっています。
このまま死ねたらいいのにとすら思います。 しかし、これしきのことで逃げては誰にも顔向けできません。
貴方への想いは、消えそうにありません。 貴方がどんなに私を拒んでも、無視しても、望んでも、 私自身、貴方を忘れたいとすら思ったこともありましたが、 それでもやはり、こればかりはどうにもできないみたいです。
ひたすら懐かしく、愛しい貴方。
愛しいからこそ、貴方の幸せを祈るのが、 私に出来る精一杯の愛の証なのかもしれません。
それなら、それでいい。
もう一度だけ、貴方に会いに行く私を許して下さい。 貴方は驚くかも知れないし、呆れるかも知れない、 もしかしたら、気味が悪いとすら感じるかも知れないけど、 それを承知のうえでも行動する私の意地を許して下さい。
裂けたこの心臓を癒やせるのは、おそらく貴方だけです。
しかし、裂けた心臓のまま生きよと云うのなら、 それもまたよきかなです。 こうなるのが、私の宿命だったのでしょうね。
貴方に、神のご加護を。 私の貴方への愛が、天使の守護となりますように。
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