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先生さまへ (まみより) |
- IP: 114.183.46.137
- 私、先生のことが好きです。
先生に恋をするなんて不毛だと知っていました。 でも、先生は私を見て笑ったんです。 その瞬間、ぜんぶどうでもよくなってしまいました。
ずっとずっと好きだったんです。 せっかく、あなたの生徒として良くしてくださっていたのにごめんなさい。 いつもそっけない態度をとったり、心にもないことばかり言ってしまってごめんなさい。 それ以上にもっと失礼なことばかりしてしまってごめんなさい。 ほかの子たちみたいに、ふざけて名前で呼びたいけど、私にはできません。 私は本当に先生のことが好きだからです。
夜の電気の消えた、私と先生だけの教室で、先生の眼鏡は外の光で光っていて、何も考えれないくらいドキドキしました。 私はそのとき、逃げるように帰ってしまいました。
私は頭が悪いから、先生の何気ない態度も、私は大げさに受け取ってしまいます。 ふとしたことで、下の名前を口に出されただけで 腕を掴まれただけで 私の前で一人称が違うだけで 先生の秘密を託されただけで そんなことで私は舞い上がってしまいます。
先生は、今でも私のことを大切な生徒として心配してくださります。 せっかく大切に思ってくださっているのに、それを裏切るように私は先生を慕っています。 そのくせ、素直になれない、愛想のない生徒です。 本当に駄目な生徒でごめんなさい。
せめて嫌われないように、良い生徒でいようとしたけど私には無理でした。 どうしても、私は先生のことが好きなんです。
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