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kntさまへ  (ニコより)
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私があなたを塾で始めてみたのは中2の時でした。
第一印象から「かっこいい人だな」って思ってました。
話しかけたかったけど、私に勇気がなくてなかなか話すことが出来なかった。
でも、あなたが話し掛けてくれて、少しだけ距離が縮まった気がして本当に嬉しかった。
中3になる少し前にメアド交換できて、また距離が縮まった気がして嬉しかった。
でも、どんなに私からメールしても、あなたからメールしてくれたことはなかったよね。
私があなたと会えるのは、塾がある週2日だけ。
私にとってはその2日が楽しみだったけど、あなたにとっては憂鬱なだけだったんだよね。
メアドを交換できて舞い上がったのも、たったの一言でも話せた事に喜んだのも、メールボックスにあなたの名前があることに喜んだのも、私だけだったね。
あなたにとって、私は所詮「塾のクラスメート」でしかなかったんだよね。

中3になってクラスが別れて、さらに話さなくなったけど、私はあなたの笑顔を見るだけで十分でした。

話せなくても、その笑顔が見れれば良かった。

高校受験も近づき、恋愛ばかり気にしてられなくなり、私はあなたの事をあまり考えなくなりました。
そんな時に、あなたと同じ学校の人から、あなたが千葉の学校に進学する事を聞きました。

サッカーが上手いあなたがサッカーの強い学校に行くとは分かってだけど、どうして千葉?なんで東京ではダメなの?と勝手な事を思いました。
当たり前だよね。サッカー大好きだもんね。

叶わないとは分かってだけど、想いは伝えようと思いました。

中学の卒業式のあと、たまたま打ち上げの場所が同じだとわかり、そこで言おうって思いました。

でも、クラスのいろんな人に囲まれてるあなたを見て、急に怖くなってしまいました。
あなたとの距離が離れすぎてることを気づかされました。

後悔はしてるかもしれません。
でも、伝えても伝えなくても、あなたの中に私の存在は残ったのでしょうか?
きっと、寝たら簡単に忘れてしまうくらい、薄い存在ではありませんでしか?
あなたは優しいからそんなことは言わないと思いますが。


あのとき言えなかったけど

大好きです

あなたのおかげで、たくさん幸せになれました。

サッカー、頑張ってください。