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遠くにいる君さまへ  (はるなより)
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君は私が小6のときに、引っ越してきたね。
始めは、君の存在さえ知らなかった。
私と君が出会ったのは、あの日…
私が所属してたミニバスのチームの見学に
君が来てた…
私は初心者なのかな?って思ったけど
君は違かった。


君がプレーをするところを見て
私は胸がハジけた。君に一目惚れしてしまった。
かっこよかった。君は眩しかった
私は君だけ目で追いかけてたんだよ?知ってた?
だけど、私の恋は一度終わった…


何でかって?それはね…
私の友達が、君のコトが好きって言ってたからだよ。
でね、私…応援するって言っちゃったの。
私はね、君のコトがホントに好きでモヤモヤして苦しかった
でも、大切な友達だったから…そうせずにはいられなかったの


けど、事態は一変して…
友達が君を諦めるって言い出した。
私は驚いて何で?って聞いた…
そしたら…友達は私が君のコトを好きってのを気付いてた
私は驚きを隠せなかった。友達は前から気付いてたらしい
私は泣いたよ。
また、君のコトを好きになっていいんだって
もう、ガマンしなくていいんだって
友達に後ろめたさはあったけど、正直嬉しかった


また、君に恋をして…楽しかった
すれ違うだけでドキドキして…話すだけなのに顔を紅く染めて…
ささいなことでも、君と過ごせる全ての時間しあわせだった


すれ違うだけでちょっかいをかけてくる君
それに怒る私
そんなことも嬉しかった

待ちに待ったバレンタインデーで、君に告白した
覚えてるかな?君は体操座りで、私を待っててくれた
ドキドキした。心臓がバクバクして苦しかった
私がなかなか言い出せずにいたけど、
君はじーっと私を見つめて、だまって待っててくれた
だから、言えたんだよ?
「好きです」ってね


でも君の返事は…
「友達として好きだよ」だった。
私はそれを聞いてとても複雑な気持ちだった。
悲しいのか嬉しいのか…よく分からなかった…
でも、君に少しでも近づけたかな?って思うと
それはそれで嬉しかった

中1になって、君はもっとかっこよくなった
学ランがとても似合って…また、惚れた
部活をやる君は、一段とかっこよくなった
シュートを打つ姿が、私は一番好きだった


帰る方向が同じだったから、友達も含め一緒に帰ったよね
学校のコト話したり…ちょっと遊んだり…
君はよく私にいじわるしてきたから、怒ってたな
私は、毎日この時間を楽しみにしてた


ある日の帰り…部活の話しをしてた
私が君に「女バスのなかで誰が一番上手い?」と聞いた
君はすぐ「お前だろ」と言った
私すごく嬉しかった。君が私を認めてくれたような気持ちになった
私はもっと君を好きになった。私は可能性というものを信じた。
君は笑って言ってた。私は君の笑った顔がとても好きだった
もし、君のその一言がなかったら…私は君を諦めていただろう


突然私に悲劇が襲いかかった。
君が他の女子と付き合い始めたからだ。
そんなこと思いもよらなかった。
私は愕然とした。悲しいかった。ショックだった。
泣いて、泣いて、泣いて…
たくさん泣いたら君を諦められると思った…
けど…逆に君のコトでいっぱいになって…諦められなかった

私は失恋というものを知った…
辛くて、切なくて、悲しくて わけが分からなくなって
胸が張り裂けるような気持ちだった。
どんなに手を伸ばしても、君には届かない
私は激しい嫉妬心を抱いた…
そしてその激しい感情を、君にぶつけてしまった
自分でもどうしていいのか分からなかった。
私は君を、ひどく傷つけてしまった。
ごめんね、ごめんね、ごめんね…
ほんとはあんなことしたくなかった。
でも、私はそうすることしかできなかった。
私は、君に裏切られたような気持ちだった。
私の気持ち知ってたのに…
なんで?なんで、付き合ったりなんかしたの?
私は、今でも不思議に思ってるよ


それから、中2になって…君と初めて同じクラスになった。
私はとても複雑な気持ちだった。
君が今私のコトをどう思ってるのか…知りたかった
でも、知る必要なんてなかった。
君は私を避けてた…私を嫌ってた…
私が話しかけても、まるで別人のような態度だった。
悲しかった…あれからもとに戻れるって信じてた
私の考えが甘かった。君は私のコトを嫌いになった。
私はとても後悔した。
なんで、あの時自分を抑えられなかったんだ…
なんで、君を傷つけてしまったのだろうって
だから、私は、君を諦めた。
君と関わらなようにした。これでよかったんだ。



それから、君は私にとって遠い存在になった。
自分のためにも、君のためにも、こうするのが一番よかったんだ。


中2になって間もないころ…君は引っ越した。
悲しかった…けど、君を忘れるのには好都合だった。
君との思い出も、全部何もかも忘れようとした。
最初は、無理だったけど…月日が経つにつれ
完全にではないけど、君を忘れることができた。
もう、君を傷つけなくてすんだよ。


そして、中3になった。
受験などいろいろ忙しくて、君の存在を忘れてた。


しかし、君からメールがきて私は、驚いた。
君は私のコト嫌ってるのに、どうして?って思った…
私は、今までのコトを謝った。
そうしないと、私の心が痛んでやまなかったからだ
すると、君は「べつに迷惑じゃなかった。」と言った。
わけが分からなかった。はてなでいっぱいだった。

私は、その一言に期待をしてしまった。
期待をすればするほど、辛いって分かってるのに…


君にメールを送る。
返ってくる。
なぜかわからないけど、すごく新鮮だった。
前みたいな…仲が良かったころのようだった
嬉しかった。また、あの時のような感情がよみがった。
「君が好きです」
また、君に恋をしてしまった。
メールなのに、こんなにドキドキする。
遠くにいる君を、近くに感じる。
どう思われてもいい。
私が好きなのは、ただ一人…君だから。
私のこの気持ちが伝わるまで、
私は君を思い続ける。
もう、諦めるなんて言わない。
私の恋の物語は、まだ終わってないから。
ずっと、恋しつづける。
大好きです。遠くにいる君。