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太陽のような君さまへ (冬のような私より) |
- IP: 49.96.53.157
初めて遠距離恋愛をしました。
君と初めて会ったのは 付き合って間もない夏でした。
慣れない環境のせいか気遣ってばかりの君、 疲れないのかといつも心配してるあたし。
気の弱い君。 気の強いあたし。
けど、いつの間にか あたしが泣く度成長したのは君でした。
だんだんと広くなる背中を見るたび、 切なくなりました。
遠距離だから、会うたびに あなたの背中が 頼りがいのあるものになって行く事が 少し怖くなりました。
このまま君は あたしが支えなくとも 一人で立てるようになって、 どこか遠い所にいってしまうのでは ないかと頭の隅で思うようになりました。
初めて心から人を好きになりました。
地元に帰って、泊まりに行ったり 遊んだりするときも、 ずっとずっと幸せでした。
寝顔を見ると、 また離れなきゃいけない寂しさに 涙が出ました。
少したつと あたしで良いのか?と 思うようになりました。
それくらい彼は魅力のある 人になりました。
あたしはどんどん弱くなって 君なしでは立てなくなって いつかその恐怖に負けて 君から離れていってしまいそうに 何度も何度もなりました。
そんなときに迎えたクリスマス。 玄関を開けると、急にこれなくなった と言ってた彼がそこに立っていました。 あたしにサプライズで、 恥ずかしかったであろう サンタクロースの格好をした君。
お菓子袋に紛れ込んでいた 小さな箱。
お揃いのリングだった。
また君を好きになった。
そして休みがおわって、会えなくなった。
会えない悲しさでまた怖くなった。
春になると君が来た。
大人びた顔つきに少し戸惑いながら、 少し、照れながら手を繋いで歩いた。
歳をとってしわくちゃになっても。って 恋愛漫画にありそうなクサい台詞をはきながら 歩いた。
また距離は空くけど、
きっとあたしはもっと好きになる。
冬から春になるあの暖かい気持ち。 何度も何度も君がくれる。
あたしも君にとっての 暖かい光で居たい。
頑張るね。 大好きな君へ。
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