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ともぴさまへ (たかぴより) |
- IP: 58.95.238.63
- ごめんね。全て俺のせい。
曖昧な関係のまま。 好きだと言葉で伝えるのもためらって。 少しの時間じゃ満たされないからと、会うこともせずに。 俺はきみと過ごした日々の思い出と、毎日のメールで 安心しきっていたんだ。
驚くほどタイミングが合うメールのやりとり。 以心伝心。テレパシー。二人の合言葉。 運命を感じたよ。
「ありがとう」と「ごめんね」を大切にする二人。 二人でしたいことを考える楽しい毎日。 会えるのを楽しみに励ましあう日々。 二人で過ごす最高の時間。 曖昧な関係でも問題ないと感じたね。
いつも俺が忙しいからと心配してくれたね。ありがとう。 寂しくてもすぐに元気がでたフリをしてくれたね。ありがとう。 きみはずっと不安で、寂しくて、悲しかったんだろう。 気づいてあげられなくてごめんね。
大切なイベント。いつも会えなくてごめんね。 甘えん坊で寂しがり屋のきみ。 問題ないなんてとんだ勘違い。
なかなか合わない二人の予定。 メールに違和感。 ようやく会えたのに言葉と態度が少しだけ違う。 全部の感情をぶつけてこないのはきみの優しさだったんだね。ありがとう。 悲しみも寂しさも含めて思いっきり甘えて欲しかった。 全て受け止めてあげられるのに。 ごめんね。全て俺のせい。
急に聞かされたきみのお出かけ予定。 他の誰かと出かけていても、少しだけ受け答えして欲しかった。 嘘でもいいから せめていつものように 「ただいま」と「おやすみ」だけは伝えて欲しかった。
責めるつもりはなかったよ。曖昧な関係は俺のせいだから。 ただ、悲しくて、寂しくて、自分が無価値に思えて。 考える分だけ ああ、こんなにも俺の色は全部きみに彩られていたんだと。 自分の複雑な気持ちを伝えずにはいられなかっただけ。 もしかしたら、喜んでくれるんじゃないかとも思ったりして。
やめておけばよかったな。 きみを責めてるように受け取られてしまったのだから。
以心伝心。テレパシー。どこにいってしまったんだろう? 二人の合言葉は。 心のつながりが混線して、別れを決断するきみ。
最後まで「ありがとう」と「ごめんね」だらけの二人。 こんなにもお互いの優しさに包まれていたんだね。 だからあんなに幸せだったんだ。 その実感が、なおさら別れを辛くさせる。
俺達は友達にはなれないみたい。 ごめんね。なんとなく分かってた。 友達の距離じゃいられない運命。
本当に最後の連絡。きみに伝えたい事が沢山あった。 俺の事情、きみへの想い。たくさんの反省。 もっと喜ばせてあげたかった。もっと幸せにしてあげたかった。 でも、もう何を言っても あの頃のようには戻れないから。 これからのきみが幸せでありますように。 それだけにとどめてメールした。
俺の事、忘れないと言ってくれてありがとう。 ただそれだけで、俺の存在は価値があったのだと報われる。 そうは言ってもきっと忘れられてしまうのだろう。 けれどきみには希望を抱いてしまう。 俺の言葉を何か一つでも覚えてくれているといいな。
もう連絡は取らないと二人で決めたから。 以心伝心。最後のテレパシー。 きみがこのラブレターをいつか読んでくれる事を願って。 ずっと言えなかった言葉をここに綴っておくよ。
きみのことが好きです。誰よりも愛してる。
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