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大好きなみんなさまへ (七夕になれなかったわたしより) |
- IP: 112.136.31.133
- 届くことがないとしても、
わたしはみんなに言いたい事があります。
何で今なのと、首を傾げるかもしれません。 面倒くさいと、耳を閉ざすかもしれません。
それでも、どうか聞いて欲しいのです。
わたしは、明るく振舞ってと生きているつもりです。 誰かに認められる事もなく、 ただ今あるこの日常や、 目の前にある現実というものだけを、 信じて、感じて、そのままに生きているつもりです。
でも、本当は、 苦しくて、辛くて、寂しくて、 途轍もなく不安になって、 泣きたくなるときもあるのです。
昔から、友だちを作る、という行為が苦手で、 今も決して、多いとは言えないほどの人数しかいません。 誰でも受け容れられるような広い心があればいいのだけれど、 生憎、わたしはそこまで出来た人間じゃないから、 苦手な人というのも多くなってしまうのです。
そんな中でみんなは、 わたしの救いとも言える、大切な、数少ない友人の1人なのです。
ねえ、殿。 昔から、わたしはこんな奴だったかな。 こんな説教じみていて、 哲学っぽい事を言ってみたりする奴だったっけ。 ねえ、殿。 わたしと居て、楽しいですか?倖せですか? わたしは、殿と過ごした日々が無ければ、 自分はいなかったと思う。 だから、 君がいなかったら、って、たまに考える。 君がいなかったら、って、そして怖くなる。
わたしは、いつか、一人になるのかな。
ねえ、お星様。 一年生のときに出逢って、息ぴったりだったわたしたち。 あの時と今で、何が変わったのかな。 変わったのは、君?それとも、わたし? わたしはいつから空っぽになってしまったんだろう。 ねえ、お星様。 いつになったら、わたしは君になれるのだろう。 いつになったら、わたしは君に届くのだろう。
君は、遠い遠い、お星様、いつか、見えなくなるのかな。
ねえ、天の川。 君はいつでもキラキラと輝いていて、 わたしなんかとは全然不釣り合いで、 それでも、 わたしと一緒に居てくれて、それは一体、なんでなのかな。 ねえ、天の川。 辛い事を、沢山曝け出してくれる事、 楽しい事を、沢山分かち合ってくれる事、 信頼の証みたいで、わたし、すごく、嬉しいんだ。
君はわたしと居る事で、何を得ているのかな。
ねえ、姫。 君の心は、いつになっても分からない。 それでも、何だかんだでわたしに気を掛けてくれる君。 なんで、優しくしてくれるの。 昔はわたし、 こんな、何にでも理由を付けたがる性格じゃなかったよね。 ねえ、姫。 なんで、わたしはこんなにも馬鹿なのだろう。 なんで、わたしはこんなにも立ち止まっているのだろう。
あの頃に戻るには、どうしたらいいのかな。
ーーわからない。
遠いとか 届かないとか 苦しいとか 辛いとか、寂しいとか
本当は、逃げてるだけだって、わかっている。 わかっているけど。
憧れてるの。 ずっと、昔から。 私が持ってないもの、全部持ってたから。 誰かに認められる事も含めて、 わたしが欲しかったもの、みんな持ってた。 悔しくはなくて、ただ、羨ましくて、憧れてた。
みんなはずっと、わたしの憧れ。 これからも、ずっと、憧れ。
ーーそっか。 届く訳も無いか。
憧れ、って決め付けて、わたし、追い掛けてなかったんだ。
遠い昔から、わたしは君と過ごせた事を、 本当に倖せだと思うし、 今、わたしは実際、倖せなんだと思います。
明日、地球が終わる。
そんな放送が流れたとして、みんなは何を思うでしょう。
満足できた人生だったか? 楽しい日常だったか? やり残した事はないか? 言い残した事はないか? 大切な事を忘れていないか? ーー倖せだったか?
みんなはきっと、どの問いにも、Yesと、そう答えるのでしょう。 それでも、 わたしに向かってこう言い放つのでしょうね。
『もう少し、いっしょに居たかったな』 『もう少し、生きていたかったな』 『もう少し、話していたかったな』 『もう少し、って言ったって、終わっちゃうなら仕方ないね』
そう、言うのでしょうね。 最後だっていうのに、笑ってしまいそうです。 わたしは、そんなみんなが好きです。 そんなみんなと居られて、わたしは世界一の倖せ者です。
たとえみんなにはなれなくても、 わたしはみんなを追い掛けながら、 誰かに認められなくても、 とりあえず、 自分が好きで居られるような自分で居ようと思います。 これは、わたしの新しい、小さな決意であるのです。
それさえも温かく見守って、包み込んで、 今度はいつまで続くのかな、と笑ってくれるみんなが好き。
そんなわたしが、わたしは好きです。
願わくば、いつまで、じゃなくて、いつまでも、そうしたいです。 これからどんなに時が経とうと、 ずっとずっと、いっしょに居られたらいいなあと。
それがわたしの、 今の、 一番小さくて、 一番大きい、 当たり前であり、大切な夢なのです。
どうか、祝福して下さい。
わたしたちが出逢えた事を。
小さな、軌跡として。
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