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小さかった君さまへ  (大きいと思っていた私より)
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小さい。っていえば、大きくなるしっ。ってすねる君。


一年前は、私と同じくらいの背丈だったのに、あっという間に君は大きくなっちゃった。
それでも、男の子の中じゃちびだけど。


でもね、君と非二人で並んだとき、びっくりした。
思いのほか君と身長差があって、男の子っぽい体つき。
手がごつごつしてるところとか、声の低いところとか。

いつの間に君は変わってた。

なんか、おいてかれちゃいそうだな。


私がつまずく問題を君は片手間に解いちゃって、ふっ。って笑うんでしょう。


でもね。
いいの。


君と、あんまり一緒に入れない分、会ったときは君を笑顔にさせられる存在でいたいんだ。


ずっと、君にくっついていたい。
ぎゅってしてほしいな。


今日さ、台風で学校休みなんだよ。

みんな喜んでるけどさ、私は学校でもよかったもん。
君に会えるから。


一日会わないだけで、胸が苦しくなる。
でも、君といる時も、優しくされたり、手をつないだりすると、ありえないくらい胸がギュンとして苦しくなるの。


こんなに誰かを好きになるの初めて。


だからこそ、不安も多いけど、不満はないよ。



君との約束、絶対かなえるから。
オール5取ろうね。受験早く終わらして、2人とも第一希望に受かって、たくさん遊ぼうね。


君に会えない分、胸は苦しくなるけど、君のために、自分のために、会えない時間さえも味方につけて、運を全部2人でかっさらおう?


大丈夫。

君との未来だったら信じていける。