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私の大切な人さまへ (花恋より) |
- IP: 61.21.160.92
ある日、先輩を見かけたとき
世界が輝いて見えた。
今思えば、あれが 私の長い長い片思いの始まりだった。
もっと先輩の近くに行きたいって思った。
もっと先輩の声が聞きたいって思った。
もっと先輩と話したいと思った。
先輩が見ている世界を見てみたいと思った。
これが本当の「好き」って気持ちなんだって思ったの。
先輩を見るだけで 胸が苦しくて、張り裂けそうになって…
だけどずっとこの時が続いてほしくて…
でも、先輩にはずっと、ずっと 思い続けていた人がいたんだね。
きっとその気持ちは 私に向けられることはない。
…それでも良いの。
先輩が一番幸せになれるんだったら。
ただ…
ただ私のこの気持ちを 少しでもいいから気付いてほしかったの。
先輩の「特別」になれないのもわかってた。
それでも良いから 好きでいたかったの。
もう一生会えないかもしれないけど
私は先輩を好きでいるから。
先輩の記憶から私がいなくなっても
きっと好きでい続けるから。
だから先輩は
ずっとずっと笑っていてね。
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