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Nさまへ (Sより) |
- IP: 218.251.105.168
- 友達の彼氏だったあなた。
それは、小6のときだったよね。
私は、いつもその子のことを冷やかしてた。
あなたを見つけるたび。
恋愛感情なんてなかった。
ただの友達の彼氏。
ただの天パ。
ただの中二病。
中一で、同じクラスになって。
同じクラブになって。
初めて、もう付き合ってないことを知った。
ボカロ好きだって分かったとき。
何かが心の中で弾けた。
そして、もうすぐ中一が終わろうとする頃。
2月だったかな。
「Sと隣がいいな。」
そう言ったらしいね。
友達が教えてくれたんだけど。
本当に、そう言ったの?
私の聞き間違いかもしれない。
幻聴かもしれない。
でも、限りなく嬉しかった。
眠れなかった。
今はもう中二。
クラスが離れて9か月。
クラブは私もあなたも頑張って毎日行ってる。
私は、クラブでしかあなたを見ることは出来ない。
クラブは、貴重な時間。
でも、どんどん時は過ぎ去って。
もう12月。
あの言葉を確かめたくて。
ずっとあなたを見ていたくて。
想っていたくて。
最近、やたらとあなたのことが頭に浮かんでくる。
そして、こう思う。
「来年こそは、同じクラスに!!」
中一の時でさえ話さなかったのに。
違うクラスになって話せるわけない。
私は、彼女になりたい訳じゃない。
彼女なんて私には程遠い。
だから、あなたと話がしたい。
「あの新曲いいよね!」
「どこの高校行くの?」
「次こそは、勝ってやる!」
「もー。ヤダー。」
いろんなこと喋りたい。
同じクラスになったら、話せるような気がして。
だから、別に彼女じゃなくてもいいの。
私の青春を、あなたで埋め尽くしたい。
ただ、それだけなの。
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