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偽りを覆う君さまへ (弱い僕より) |
- IP: 219.112.211.97
- 初めてクラスになった時、君の印象は
良くはなかった。 僕にとっては寧ろ苦手な方で、きっと、 私事で会話することはないだろうと思っていたよ。
正直ね。
でもそれは、全部誤解で、ニセモノの君で、 本当の君はどうしようもなく優しくて。
そんな虚勢を張る君だから、本当の君を隠す君だから 僕は今でも君と一緒に並んで歩いていて、 言葉を交わし笑い合うことができてるんだ。
そして何より、本当の君を見たその日から、 幾つもの季節が廻り廻った今でも 君を想っていられること。
きっと弱い僕は君に冷たい言葉を向けられたなら 君から潔く離れるだろう。 それを知っていて尚、時折冷たくしてくる君。 けれどそれは、ニセモノで自分を覆い隠している君の 僕と過ごす日常の中でほんの僅かに見せる ”本当の感情”。 それは少しずつ、僕に心を許してくれている表し。
だから僕はこれからも貴女に少しずつでもいい。 一緒に並んで歩いている中で、少しずつ寄り添いながら。
貴女にこの想いを伝えられる、 その日が来ることを信じて。
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