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夢の中の貴方さまへ  (眠り姫より)
IP: 221.23.202.9
今日の明け方に見てた夢。
花がたくさんの小さな家に、
私と貴方と他の人たちが集まってた。
なぜかみんな顔見知りで、年齢も様々、
容姿も様々だった。みんな何でもいいあえる仲で、
不思議に思うくらいあったかくて、家族みたいだった。
それはきっと、
私が普段読んでいる本に影響されてると思うのだけど。
そこで、初めて貴方に出逢った。
ほんわかした雰囲気で、やさしくて、お人よしで、
陽気で、天然で・・・
夢の中で貴方は私の肩に手をおいて、
「僕と一緒にお食事にいってくれませんか?」
ってやさしく微笑んだ。
私はびっくりして肩をビクっとさせてしまった。
しばらく振り向けなくて、そしたら貴方が、
「ダメですか?」って。
「私でいいんですか?」って聞いたら、
「貴方がいいんです。」って、もう一度微笑んだ。
そこで夢から覚めてしまったけど、
やさしい貴方の温もりと、高鳴る鼓動は続いていました。
もっと、夢を見ていたかった。
その後、どうなったのかな。
ハッキリと顔を覚えているわけではないのですが、
鮮明に記憶に残っています。
今日の夢に出てきた人たち、
どの人も現実世界で見た記憶はないのです。
でも、夢に出てくるということは、
以前に少しでも会ったことがあるのです。
すれ違ったとき、お店のカウンター、
それはどこかはわかりません。
でも、恥ずかしながらに、
私は夢に出てきた貴方に恋しました。
忘れられないのです。
あのやさしく、柔らかな表情。
明るくて、あたたかい人柄。
私は貴方を探します。
もう遭えるかわからないこの世界で。
しかし、一人だけ思い当たるふしがあるのです。
でも、その方はどこにいるのかわかりません。
名前も年齢も・・・
ただ、私よりも遥かに年上です。
私に優しく接してくれました。
私がただの客だったからでしょうか。
学生だったからでしょうか。
その店が閉店するとき、
「また会えるかな?会えるといいね。
今まで来てくれてありがとう。さようなら。」
って笑顔で見送ってくれました。
そんな貴方の笑顔、今思い返すと切ないです。
本当に客としての接し方だったのでしょうか。
やさしすぎませんか?
「○○ちゃん、髪さらさらだね。指がするっと通るよ。」
そういって私の頭を撫でてくれたり、
無愛想な私に何度も何度も話しかけて、笑いかけてくれたり。
もうどこにいるかはわかりませんが、
もし、今日の夢に出てきたのが貴方であるのならば
うれしかったです。
私はもう一度この夢が見たいです。
もう一度、夢でいいから会いたいです。
もう一度、やさしい貴方に触れたいです。
そして、現実世界で探します。
出来れば、貴方を。
私が恋した、夢の中の貴方を。