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おれんじさまへ （ あやつよりより） |
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- 君と初めて隣の席になったのは中学１年の時。あまり話さない君だったけど、だんだん仲良くなって。でも・・・周りから付き合ってる噂が出てしまって君が私を避けるようになった。
そして、中学２年秋。また君と隣の席になった。噂のことなんてお互い忘れてて、また仲良くなった。話すときの距離はすごく近くて、毎日が本当に楽しかった。そして・・・時がたつにつれ私は君が好きになった。
でも・・・〝また〟がつくのは隣の席になったこと。仲良くなったこと。だけではなくて、噂も〝また〟でてしまった。毎日毎日『付き合ってるの？』私だけならまだしも君が特にからかわれていて・・・
〝また〟君は私を避けるようになった。
もし君と隣の席にならなかったら きっと私は君を好きにはなって無かった。でも、隣の席になった。
そして席替え。君とは離れてしまった。念願の〝また〟は通じなかった。
席替えしてからも君は私によそよそしくて。他の女子とは話すのに・・・
悲しくて私は思わず『大嫌い』と言ってしまった。
次の日からもっと私を避けるようになった・・・
そして今。君はあと１週間で海外に引っ越しちゃうんだね。
引っ越すって聞いたのはバレンタイン前日。
いきなりよそよそしくしたのはそれが理由？
それとも私を嫌いだから？
君には〝大っ嫌い！〟と数えきれないほど言ってきたね。
嘘つきでごめんね。
本当は・・・
大好きなんだ
私は意気地なしだから告白したら君に迷惑がかかるんじゃないかな？とか色々考えてしまう・・・だからここで告白させてください。
見た目とは全然違って、すごく頼りになって、すごく優しくて、すごく面白くて・・・そんな君が大好きです。
君と会えるのはあと一回。席替えしてから一度も会話してないね。だから・・・一分でも、数秒でも良い。最後に私と話してください。
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