|
|
きみさまへ (ひよこより) |
- IP: 60.239.232.197
- 覚えてるよ。ぜんぶ。
初めて目が合ったときのこと。 給食時間のとき。 その時はまだ好きじゃなかったし きみの名前すら知らなかったのに 目があった瞬間 “あっ”て まわりの音がなんもなくなって その0.1秒がとても長く感じた。
初めて話したときのこと。 会話なんかじゃなくて たった一言ずつだけのやり取りだけだったのに 印象にのこってる。 そのとき きみの「ありがとう」って言葉は なんか他とは違うように感じた。 いや、本当に他とはまったく違うんだ。
初めて廊下を二人であるいたとき。 このときはもうすでに きみのことを好きだった。 同じ委員会で同じバッチをつけている ただそれだけですごく嬉しかった。 隣を歩いたときは 会話がぎこちなくて いつもの廊下が長く感じた。 でももっと長かったらよかったのに そう思っていた。
初めてメールがきたとき。 いつかはメアドをきこうとは思ってたけど きみからきいてくれた。 友達を通して しかも業務連絡のためだったけど それでも心臓がはちきれそうだった。 初めてきたのはたったの一行。 その一行に いとおしさと、初めて繋がれた喜びを感じた。
好きになったとき。 そのときは覚えてない。 気付いたらきみを見てた。 気付いたらきみのことを考えてた。 気付いたら、 気付いたらすきだった。 でも少なくとも1年半以上はきっときみをみてきた。
だから きみが君に変わったとき。 きみがあの子と笑いあうようになったとき。 そのとき、すでにきみは君だった。 私にあんまり優しくしなくなった。 私にあんまり話しかけたり 反応したりしなくなった。 君があの子を見るようになった。 あの子も君を見るようになった。
今さらこの想いをやめるなんてむり。 今さらこの記憶を消すなんてむり。 イマサラ、アノ子ト君ヲ応援スルナンテ ゼッタイムリ。
でも応援しなきゃいけないのかな。 いつかは。 努力するよ。 いつかは君とあの子の後ろ姿を笑顔でみれるように。 本当に好きだった。 大好きだった。 毎晩枕が濡れるくらいきみを思ってた。 頑張って。あの子。 頑張って。きみ。 頑張って。ひよこ。
|
| |