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もとかわくんさまへ (もとかわファンより) |
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- こんにちは
わたしです。名前、覚えてなんてくれてないですよね。 たかだか美術で三度ほど同じ班になって、少しお話したくらいですもん。
こんな自分が気持ち悪いと思いました。
はじめてもとかわくんを見たときの衝撃はきっとずっと覚えていると思います。 ちょっとびっくりするくらい、あなたは好みのタイプで、直球ど真ん中ストライクとはこのことだと思いました。 今まで好みのタイプのひとにたくさん遭遇してきましたが、思わず二度見したのははじめてでした。
それでも、 あなたのことがどうでもよかったんです。 別の人に執着して、依存していたから。 あなたのことはどうでもよかったんです。
だけど、 席の離れているあなたと、あのとき同じ班になれたのは、向かい合って座ることができたのは、あなたの笑顔がみれたのは、ただの偶然で、わたしにとっての幸運だったと思います。
あなたと同じ班になれたことが嬉しかった。 話せるはずもないと、特に話したいと強く願う感情もなかったので。
それなのに。だから。 話せてとても嬉しかった。 微笑んでくれて嬉しかった。 ああこのひとのことが好きだなと思いました。 特にそういった意味ではなくて、人間として。
わたし、もう恋というものを諦めていたんです。 もうあのひと以外のひとのことを想った以上に、誰かのことをまたすきにはなれないと、誰にもすきになってもらえないと、すきになってほしいと思えるひとにもうこの先出会えないんだろうなと思っていました。 でも、もうそれでいいやと、思えていたんです。ひとりで生きていくのも悪くないな、って。将来の夢に向かって、がんばろうって。
一生ひとりで生きていこう、 って
そう思えた途端だったんです。
だからかもしれないけれど。
はじめて笑顔をみせてくれて、とてもとても嬉しかった。 胸が「きゅん」とするとははきっとこのことだと思いました。
単純だと思いました。単純だと思います。自分。
恋かどうかわかりませんでした。 きっと今でも、よくわかりません。 あのひとに依存している自分がとても嫌でした。 だから、あなたに恋をしていると錯覚して、あの人のことを忘れたかっただけなのか、 恋に恋しているだけなのか、よくわかりません。
けれど
あなたの笑顔にきゅんとしたのは本当で もっと一緒にいたいと思ったのも本当で もっと知りたいと思ったのも本当で もっと笑ってほしいと思ったのも本当で 他の人に笑顔をみせる姿にやきもちを焼いてしまったのも本当で あなたの笑顔をひとりじめしたいと思ってしまったのも本当で あなたに惹かれたのは本当で もとかわくんのことが、すきだと思ったのは本当で。
嬉しかった。 恋だったらいいなあと思った。 楽しかった。 わくわくして、どきどきして。
いつの間にか、あの人のことをどうでもよくなっていっている自分に気づきました。
とても嬉しかった。 また他の誰かに恋ができるのかなって。
それでも、わたし自分が思うよりも臆病者でした。そうなんですチキンなんですね。無理でした。一歩踏み出すことがこんなに怖いことだとは思いませんでした。近付くということがこんなに怖いことだとは思いませんでした。
もしかしたら自分が傷付くことが、こんなに怖いことだとは思いませんでした。知っていたつもりだったのに。
勇気は、どこにもありませんでした。 単純でバカなんです。 勝手にひとりで盛り上がって落ち込んでちょっと恥ずかしい。
とても短い間の恋だったけれど、 わたしに春をくれてありがとう。
あのひとのことを少しでも忘れさせてくれてありがとう。
あのひとのことをわすれた今、 わたしは後戻りすることに決めました。
そうしたらもう誰にも依存しない、執着しない、きっとわたしのなりたかった強い自分と出会えると思います。
ありがとう。
もう一度あなたの笑顔を近くでみたかったです。
気持ち悪いと思いますけど、 最後の恋にさせてください。
ありがとう 大好きです
もとかわくんのファンより
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