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近いのに遠い君さまへ  (恋できない人より)
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同じ研究室なのに、一週間で何回も会えないね。不思議だね。
不意に、私の妄想が爆発しました。
我らの偉大な友人は、私がいると「お、○○ちゃんいるじゃん」って言う。そして君は少し困ったように笑う。
あの日も、私が寝ていると思った君は、私に「かわいいな」って言ったね。「聞いてるぞ」って言ったらさ、「やばい」ってすごく君は慌てていたね。
妄想が、爆発した。
もしや君は、多少なりとも私のことが好きなのではないのか、なんて。
そう思い始めたら、おめでたい私の脳内はお花畑になったよ。
もしかするとそうかもしれない。
もしかするとそうかもしれない。

何が言いたいかって言うと。
私も君も、もう成人式を数年前に終えた大人なんだからさ、変に期待を抱かせるような行動を、安易にしてはいけないよ。って話。
お馬鹿さん、妄想は爆発しても、私はいつだって冷静に、君のことをなんとなく見てるよ。