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短距離走さまへ (コンピュータより) |
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- 7月19日の事は、きっと中学卒業しても、
きっと、大人になっても想い出すんだろうな。
だってその日は君の走りをちゃんと見た日なんだから。
カメラを片手に、仲間と一緒にさまよった陸上会場。 道を教えてくれたのは意外にも君の友達だったけど。
君を見ることが出来るなんて・・嬉しくてたまらなかった。 もちろん陸上部以外の部活も撮ったよ。・・けどね、 やっぱり頭の片隅には君がちゃんといたんだ。
君がスタートラインにつく。ドキドキした。 「ユニフォーム、ダサい笑」って言ってたっけ」。 うん、確かに笑 でも似合ってないわけじゃないよ。
パンッ。ピストルが鳴った。一気に走り出す選手たちの中に 一際目立って見えてしまう、君の姿。
200m走だったかな。確かその時は3位だったような。 すごいなって思った。君よりも速く走れる人は いっぱいいるはずなのに、君が一番すごいって。 そう思っちゃったんだよね。
それだけじゃなかった。私は忘れないよ。 ・・1月1日の夜中。 「好きですっ!」といういきなり出てきた文字。 その言葉の主は・・君じゃなくて君の友達だったね。
ビックリしたんだよ。そりゃ好きだって言われたことも そうだけどね、何よりも一番驚いたのは君のコト。 相談に乗ってたんだね、その友達のことで。
その友達も、その時は最後の大会に集中していたよね。 しかも地区で1位の成績を誇れるなんてすごいよ。 君と同じ陸上部で活躍しているその友達は今、 私のことをどう思っているのかな。
あれからもう3か月がたつね。 ・・私が君に告白した日だよ。
君は今でも私のことを、「面白くて、優しい子」って 思ってくれていますか? 私は今でも君が好きなんだよ。
嫌いになろうとしてもダメなんだ。嫌いになれない。 だって一回「好き」の穴に落とされちゃったんだから。 もうその穴から這い上がれなくなっちゃたんだよ。
私があの時、君に言った「好き」は乱暴だった。 口で言えばよかったのに。弱虫だよね、私。
だからここに書かせてください。 気付いてくれればいいのにな。
私が好きなのは君なんだよ。気持ちは変わってません。 あなたはどうですか?私のことを嫌いになりましたか? あなたは私のことをどう思っているのですか?
答えはいつまでたってもわからないでしょう。
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