 |
|
紗遊雨さまへ （ 明和嶺より） |
- IP： 221.23.202.9
- ねぇ、今日は散々な日だったんだ。
君も知ってると思うんだけど、通学路で自転車で転んで、
血まみれで登校して、それに打撲と捻挫。
このザマ。まともに歩くこともできないし。
超恥ずかしかったんだから。
「もう嫌だー今日はもう帰りたい」ってずっと思ってた。
でもね。
君のおかげで今日はとってもいい日に変わっちゃったの。
別に大したことじゃないし、本当に些細なことだったけど。
まだ君とはちゃんと喋ったことがないよね。
なのに意識しあってるっていう、
学校№１の不思議な関係を貫いてる。
私はポーカーフェイスが上手くなったよ。
意識してないふりがとっても上手になっちゃった。
だから今日、初めて君が声をかけてくれたのに
あんな素っ気ない受け答えをしちゃった。
本当に心臓がどきどきしてすごかったんだよ？
本当に嬉しくて仕方がなかったんだよ？
どうしてだろう。
どうしてせっかくのチャンスを逃しちゃうんだろう。
いっつもタイミングが合わなくて、
チャンスなんて微塵もないのに。
どうしていざという時に失敗しちゃうんだろ。
「ありがとう」って言いたかった。
満面の笑顔を湛えて。
この笑うことが苦手な私の精一杯の不器用な笑顔で
応えたかったのに。
ごめんね。こんな私が君を好きになっちゃって。
本当にごめん。でも、もっと好きになっちゃった。
もう我慢できないかも。伝えたい。
君に伝えたいよ。好きって言いたい。
直接君と話したい。
その答えはなんであっても構わないから。
もうつらいよ。
好きです。本当に。
大好き。
そして本当にごめんね。好きになっちゃって。
でもありがとう。
絶対伝えるって決意しちゃったから、
聞いてください。
|
| |
過去ログ 
