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気遣い屋さんの君さまへ (恋できない人より) |
- IP: 153.177.134.38
- 今日は、素直に気持ちを書くことにするよ。
カッコつけてる私を、ほんの少しばかり封印するね。
どうして、君は優しいの? その優しさは、私にだけ? それとも、誰にでもしているのかな。 君の前では私は、まるでお母さんみたいに振る舞っているね。 でも、ガキっぽいところもあるんだよ。 都合悪かったら聞かなかったことにするし、君にムカついたら返事しないし。 内心、仕事しない君をぶん殴りたくて仕方が無いよ。
でも、君の眼差しはいつも、なんだか、優しいね。 思い出すだけで胸が締め付けられる。 どうして、君は優しいの? 君の笑顔は、好きだよ。 確かに真剣味に欠けるし、はにかみ笑いなんかじゃないけれど。 普段はよれよれしてて浮浪者みたいでカッコ悪いのに、突然キリっとしてカッコいい瞬間があるんだよね。 どうして? 君の心は、どうしてそんなにデタラメなの? 君の眼差しの中に私はいるのかな。 いたら良いんだけどなぁ。
君の気遣いが嬉しいんだ。 優しく話し掛けてくれる君の、ちょっと高めの声のトーンが好きなんだ。 一緒に歩いてくれるときの、君の不格好な猫背が愛しいんだ。 私が来るのを待ってくれる、君の真っ黒な瞳が悲しいんだ。 君の口から飛び出す相容れない存在が、切ないんだ。 ほんの少し被っている世界なのに、平行線上に微妙にかすっているだけのようで、私はきっと君のことを理解できないし、君もきっと私のことを理解できないよね。 でも、そんな異空間みたいな関係が、恋しいんだ。 「アホやな」って君によく言う言葉を、全部「好きやで」に変えてほしい。 この言葉に隠れてる私の愛しくてたまらない気持ちを、きっと君は知らない。
仮に君が私に恋をしたとしたら、きっと私は全力で君を止めるだろう。 そして泣きながら、それでも好きなんだって言うだろう。 けれど、理解してね。私の性格は単純だけど複雑で、すっごく分かりにくいの。 君を傷つけてしまうかもしれない。 君を悲しませてしまうかもしれない。 そればかりを恐れているんだ。 付き合いたいって、生まれて初めて言ってみたい。 「好き」なんて、正直誰にでも簡単に言える。 その気になれば、「君のことが好きなんだけど」って言えるよ。 けどね、「付き合いたいんだ」は難しい。 やっぱり私も女だから、本当は言われたいんだよ。 好きな君に。
一生で一度のお願いを聞いて。 このお願い聞いてくれたら、君がいくら仕事をしないでバイトや趣味に明け暮れていても文句言わないからさ。 お願い。 お願い、神様。 あの人と仲良くしても良いけど、心だけは私の元に来てほしい。 私を好きになって。 好きなの、あなたが。
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