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れんさまへ (おがさわらより) |
- IP: 219.98.45.88
- この前は、久しぶりに話せて楽しかったです。
約2年ぶりの会話だったよね。たぶん。 小学校の卒業式の前日に、私はあなた達の“作戦会議”を聞いてしまいました。 だからあんな事を言ってしまいました。 「卒業式に告白する人とかいるのかな?」 斜め前の席だったあなたの、複雑な表情は忘れられません。 その日は眠れなかったです。 次の日、“作戦”は実行されなかったですね。 春休みになり、宿題もなく、毎日毎日4丁目公園で遊んでいたあなた達。 そんな中、忘れもしない4月1日。 買ってもらったばかりの3DSに、テンションMaxだった私。 友達と一緒にブランコに乗りながら、3DSで遊んでいたら友達の友達が来て、友達はそっちにいったので私は一人でブランコに居たんです。 覚えてる? あなた達は奥の黄緑のベンチに並んで座っていたね。
しばらくして、きこえたんだ。 「おがさわらさんがだいすきですー!」 君の声じゃない。でも、すぐにその子が 「ほら、あいつら聞いて無いじゃん。お前も言えよ。」 と言ったので、色々察しましたよ。 あの子が私を好きじゃないのは知ってます。 せっかく目の前に好きな人が居るんだし、どうせ聞いてないから告白しろ、 とでも言われ、 嫌だよ、じゃあお前やれば? みたいな会話があったんでしょ? それで、君の友達はやったんでしょ? 聞こえたよ。思いっきり。 私の友達は聞いてなかったみたいだけど。 わたし、一生懸命聞こえないふりしたよ。 そのあとの会話は良く聞こえた。 ブランコとベンチ、結構離れてたのにね。 なんでだろ。
君があの時、友達にのせられて私に告白してたら、どうなってたかな? 君は不器用だから、きっと皆に聞こえちゃったんだろうね。
中学校の入学式、私のクラスに君はいなかった。 半分安心して、半分悲しかったです。 君のクラスを覗いたとき、君の隣の席の子は知らない子でした。 かわいい、っていうより美人が似合う子で、なんだか君を持っていっちゃう気がしました。
しばらくして、卒業アルバムが届き、真っ先に私達のクラス、6の3を見ました。 君は、笑っていました。 すごく驚いた。 あんな笑顔、見たことなかった。 君は気付いてないかもしれないし、私もこの時まで気付かなかったけど 君の私への笑顔は緊張でちゃんと笑えていなかったんだ。 私もこんな笑顔を直接見たいと思いました。
3学期になって、まさかまさかまさかあの美人さんと君が付き合い出すなんて、本当にびっくりした。 君の心に私はもう居ないんだと知り、それと同時に君との恋は終わりになったんだと感じました。 なんとなく、残りの2年は同じクラスにならない気がしたし、もう関わることもないだろうと思いました。
でも、本当にびっくりしたけど今ごろ、中2の12月にいきなり接点ができました。 高校調べ。 君が私と同じ班のところに座って、結構ビビったよ。
私と君の間にのんちゃんが居たけど、のんちゃんは班長になったから、パソコン室に行っちゃって。 ちゃんと話せるか不安だった。 皆でおしゃべりしてて、ふと君を見ると、目があった。 笑いかけてくれたね。 あの笑顔は アルバムの笑顔だった。 わたしの知らない笑顔だった。 もう、私は君の“好きな人”じゃないんだね。 知ってたけど。 改めて実感がわきました。 あれが本当の笑顔なんだね。 見たいとあんなに思ってたのに、実際に見たら悲しくなっちゃった。 さよならしたと思ってたのに。 なんとなく終わってしまったと思っていたけど、違ったね。 これが、きっと本当の最後。 高校調べも無事に終わり、発表も終わった。 もう、本当に終わったんだね。 さようなら。 長々と読んでくれてありがとう。 また会う日まで。 って、また会う日なんてきっともうないね。 ありがとう。さようなら。 大好きでした。
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