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晴れ男さまへ  (小雨より)
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この恋は叶わないから、ここに気持ちを書いて諦めるって、決めました。

はじめて話したのは部活の体験期間でしたね。
なかなか難しくて、焦る私に優しく接してくれたこと、笑ってくれたこと、まだ覚えてますよ

大会の一ヶ月前ほど、学校外での練習後どしゃぶりの雨。小降りになってから戻ると外は真っ暗で怖かったけれど、先輩が家の近くまで来てくれたからすごく楽しかったです。あのときはじめて、ちゃんと会話ができましたね。

それから帰り道に会うと、お話しながら帰ることも増えましたよね。

選抜メンバーだけでの大会。
先輩は居残り練習で、私ははやく家に帰らなくちゃいけない一ヶ月、ずっと先輩と話したいなって考えてました。テスト期間中もです。移動教室ですれ違うだけで嬉しすぎて飛び跳ねていました。

つい最近、また話せるようになりましたね。一緒に、練習もできる時間が増えましたね。本番まで先輩のために、頑張ります。


先輩の部活への姿勢とか、紳士なところとか、優しすぎるところとか。全部を、見てきたんです。
やれって言われると断れなくて、なんでも抱え込んじゃって、ちょっと変わった人だけど、先輩のことが大好きです。

私は二年生同士の恋愛には勝てるわけがないです。二年生が先輩を好きなら、身を引きます。でもいつもそばにいられないぶん、誰より強く先輩のことを想っていました。こんな形になってしまいましたが、今日だって応援してくれた先輩、ありがとうございました。大好きでした。これからは尊敬する先輩として、大好きでいさせてください。また、ゆっくりお話して、帰りましょうね。