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頼れる奴さまへ  (後ろの席より)
IP: 126.68.231.119
ありがとう。
とりあえずこれは言っとかないと。

あいつ以外にここで書くのなんて、初めてかも。
でも、ここまで余裕が生まれたのも、
多分お前のおかげだな。
あ、悔しいからあと自分の頑張りと時間の流れのおかげにもしとこう。

小学校からの付き合い。
お前は都会からの転校生。
言うほどここも田舎ではないと思うんだけどねー。
色々と転校生のイメージをぶっ壊してくれたよ。
しかもはじめの席は私の隣だった。
そのせいで黒歴史は生まれたけど。まあいいとして。

気付いてたかもだけど、お前を気になってた時期もあった。
気もする。いや、確かにあった。認めたくはないけど。
でも、きっとその頃からはお前は今の彼女を思ってたんだね。
すげえ奴だよ、お前は。
尊敬するよ。これはマジで。
だからこれからもお前とお前の彼女のことは守る。
そんなこと言ってもできることがあるかわからんけど。

中学に入って、関わりなくなって、
なんとなーく嫌われてるかなぁって思ってた。
同じクラスになってからも。

私たちの関係に大きな変化があったのは、
やっぱり私があいつを好きになったことと、
お前が無事彼女と付き合えたことかな。
思えば好きな人を誰かに教えたことも、
もちろん男子に相談したのも初めてだった。
ここまでの本気の恋なんて、本当になかった。

お前はあいつと仲が良かった。
一体どこまで、あいつのことを知ってたんだろう。
そしてそれを、いつから知っていたんだろう。
私の気持ちを知っていたお前は、
どれだけその馬鹿正直としか言いようがない頭で
私のことを考えて気遣ってくれたんだろう。
あの頃は自分のことで精一杯だったからなあ。
ごめんね。今言っとく。ありがとう。ありがとう。

全てが終わった後も、お前は頭を悩ませたんだろう。
一度でも、私に約束してしまったことを。
「俺の成功率は100%だからな」
それ故に、はじめは私に諦めろといったのに、
何を思ったのか私の味方に、お前はなった。

「100%じゃなくなってごめん」
そんな感じのことを私に言ったよね。
いいんだ。いいんだよ。
あの時の私はちゃんと心から言えてたか不安だけど。
今言うから。

お前はなんだかんだですっげー奴だ。
デリカシーなくて、なんでも馬鹿正直。
でも、だからこそ信頼できるんだよ。
お前は頼れる奴だ。うん。自信持てよ。
ん?自信なくしてなんていなかったっけ?
とりあえずなんか言いたくなったから言っとこう。

お前が私のことを友達だって言ってくれて、
ずいぶん嬉しかったなあ。
しかもクラスでは一番だって?
嫌われてたと思ってたのになぁ。
いい意味でお前には裏切られてばっかりだよ。
お前のその一言で、やっと私は解放された。
あいつしか想えない私から。
もっとたくさんの人が私の周りで私を支えてくれてた。
今回の試験のこともそう。
偶然私とお前は同じ境遇だし。

いつもありがとう。あー、なんか変な感じ。
面と向かったら受け流されそうだから、ここで言ってみた。
あいつのことは少しずつ諦めていこうかなあ。
でも、お前みたいにずっと諦めないのも憧れる。
でも、本当の友達にお前とならなれる。
そう思った。うん。
だから、これからもよろしく。
お前からも彼女からも相談受けて、
2人のキューピッドらしい仕事もちゃんとこなすからさ、
軽口叩き合いながらお互いを高めていくような関係でいよう。
いつでも頼りにしてるから。これ珍しく褒めてるんだから。

あと、ちゃんと(笑)とか一切使わなかったから。
まぁ読むとは思ってないけどさぁー。

んじゃまあ、これからもよろしくね。