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大好きな君へさまへ  (友達の私より)
IP: 116.94.32.162
「好きです。」

って伝えたとき想像以上に心臓はうるさかったんだ。

いつも安定したペースで話す君の言葉が崩れるのが分かったの。

慌てているのが分かったの。

顔上げて目があってそらして

「なんて返事すればいい?」

って聞いたよね。

そんな風に聞かれるなんて考えてなかったから

「そんなこと聞かないでよ。」

って言っちゃったね。

「返事、今すぐじゃなくていい?」

って言った君に頷いて

教室に長く待たせてしまこと謝った。

いいよ、って笑った君に

ありがとう、って言った。

また明日、って声掛けて

また明日、って返してくれた。

ほら、思い出すだけで涙が出るよ。
返事をくれるはずだった昨日はとっくに過ぎた。
なんでだろうね。
少し前は二人でくだらないことを笑ってたのに、
放課後ダラダラと残って話してたのに、
「ふゆ」って名前を呼んでくれてたのにね。

後から聞いた話で
友達が私のことをどう思ってるのか聞いたらしいね。
「ずっと一緒に居たから、友達として好き…恋愛感情は無いよ。」
って君は言った。

ずっと、って
友達、って

そんなこと今まで何も言われたこと無い。
いまいち距離感掴めなくて
ずっと、って呼べるほど一緒に居た気がしなくて
心の中でいつも本当は考えてたんだよ。

どれだけ待とうか。
どれだけ泣こうか。
今、こんなにも苦しい。
今、こんなにも悲しい。

きっと、答えないという事が君の返事なんだと
今は思っておくよ。

でもね、待ってる。
君の答えが出るまできっと好きでいるから。
また「ふゆ」って呼んで、
貴方のおかげで好きになれた名前だから。
また一緒に笑おう。
まだ、傍にいたいよ。