もどる 過去ログ ラブレター閲覧

Gさまへ  (黄乃より)
IP: 125.200.29.204
大好きな君へ、伝えたいことがあります。

君に初めて出会ったのは、どのくらい前だったかな。たしか数ヶ月前のことだよね。
あの時のことは、鮮明にじゃないけど、よく覚えてる。今まで会ってきた人達の中で、多分一番よく覚えてる。
君を好きだと自覚したのはそれからしばらくしてからだったけど、もしかしたら一目見た時から、私は君のことが好きだったのかもしれない。
だって、私が自分から誰かを好きになるなんて、今まではほとんどなかったから。

最初はね、普通に好きだったんだ。恋愛感情じゃなかった。
だけどいつからかな、他の人が君を好きだって素振りを見せたり、君が他の人と仲良くしてたりすると、たとえ相手が同性でも胸が痛んでしまったんだ。
その時気付いた。これは恋なんだって。

気付いてからは止まらなかった。君のいいところを知っていく度に、どんどん君のことが好きになった。
悪いところも好きで、いや、悪いところなんて言われてもそれを『悪い』なんて思えなくて、いいところしか見えなくなった。
君の存在が、素敵で、魅力的で、世界一になっていくのを感じた。
嫉妬もたくさんした。私は嫉妬深くてすぐにヤキモチを焼くから、数え切れないくらい悔しい思いをした。
たまに君のことが好きかどうか分からなくなって、でもすぐにまた好きだって実感して、それの繰り返しで。
今まで好きになった誰よりも君のことが好きで、これはもう運命じゃないかって思って。
本当に好きで好きでたまらなくなった。その気持ちは募るばかりで、勢いは止まらなかった。

君がとある女性に好意を持っているかもしれないと知った時は、本当に落ち込んだ。
君がとある女性から好意を向けられていると知った時も、本当に落ち込んだ。
君はとっても人気者だから、高値の花だから、仕方ないって分かってるけど、悔しくて悲しくて嫉妬しちゃった。
でも、それでも君のことが忘れられなくて。
君の気持ちは私に向いてはいないって分かってるのに、色々妄想しちゃったりして。
その度に、そんな自分が嫌になったりした。こんな気持ち初めてで、これが本当の恋なんだって思った。

私ね、君の彼女になりたい。君の妻として生きていきたい。
そうすれば、君が誰に好意を向けられていようと、嫉妬しなくてすむから。嫉妬はするかもしれないけど、きっと今よりマシになると思うから。
絶対に叶わないけど、願うだけならいいよね。そのために努力するだけならいいよね。
ああでも、君のそばにいられたら、どんなに幸せなんだろう。幸せすぎて死ぬかもしれない。
君を、私だけのものにできたら。私が、君だけのものになれたら。
幸せなんだろうなって思う。君は嫌だと思うけど、私は、世界一の幸せ者になれる。
伝えられないって、分かってるけど……それでも、伝えさせてください。


あなたのことが、世界で一番、誰よりも、大好きです。