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Kさまへ (------より) |
- IP: 119.63.162.24
始めまして 私の名前は…伏せておきますね
まだ話をしたことありませんよね 私の存在知らなくて当然です 私も最近まで貴方のこと知らなかったんですから
始めて貴方のことを見かけたときのことよく覚えています
高校2年生になって文理別に分かれて、 コースが違うかった私と貴方は初めて、物理の授業だけ一緒のクラスになりましたね
3回目の席替えの時、ようやく貴方を見つけた 貴方は窓側の列の前から2番目 私は教卓の列の前から4番目 漫画みたいな斜め前とかじゃなくてどこにでもある普通の席
それでも貴方は特別に見えました 細い縁の眼鏡をかけて、テニスで焼けた黒い肌 「こんな人いたんだ…」なんて思ってました いかにも賢そうに見える貴方にはそれとは別の優しくて暖かい雰囲気があったんです 今思うとそれは一目惚れだったのかもしれません
それから授業中は先生の視線をかいくぐって 寝むそうにしてるところも、 眼鏡をはずしているところも、 先生の話に笑っているところも、 色んな一面を見ました
そして文化祭の日、 貴方が高校の合唱コンクールの伴奏者の一人として壇上に上がっているのをみつけて驚きました ピアノ弾けるんですね、すごく演奏綺麗でしたよ 座席に座っている人たちはみんな後ろを見て先生の話を聞いていたから、前で貴方を見ていた私はやっぱり変でしたかね その時、貴方と初めて目が合った気がします
合唱コンクールとは別の、高2だけの講堂発表の時、 貴方はダンスを踊っていました 本当にかっこよかったです でも、いつもその近くに貴方のクラスで一番かわいい女の子がいる…ような感じがします その姿をみるとすごく切なく感じました お似合いだな、と思ったからです、すごく
私はあの子みたいに細くはないし、 あの子みたいにかわいいわけでもない
だから、私頑張ります 痩せて、かわいくなって、 勉強だって貴方に追いつけるよう一生懸命します
それで、2月14日、告白します
結果はわかっているつもりです それでも貴方にとって自信がつくような女の子になります 「あいつ、あんなやつに告白されたんだって、かわいそう」 なんて言われないように 自分も自信をもって貴方に告白ができるように
きっとすぐには諦めきらないだろうから、そのあとももう少しだけ好きでいさせてください
倉智君、私はあなたが好きです。
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