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隣の席の君さまへ (×××より) |
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『かっこいい服着てるね!』
「嘘だ〜。笑」
嘘じゃないよ? だって好きだから。 どんなに服着ててもかっこよく見えるよ。 どこにいたって、何を着てたって、君は君。君がどんなことをしても、私は君のことが大好きです。
君と出逢ってもう15年目?
幼馴染の関係はありがたいようで、悲しいなぁ。
本当は君が隠してる秘密もね、知ってたりしちゃうんだ。勝手にしっててごめんね。許してね。
君の秘密を知ったとき頭がおかしくなりそうになりました。生まれてきて1番ショックを受けました。初めて君のことを『ありえない、最低』と思いました。同時に、『これでもう“好き”を消せるかな』とも思いました。 君の秘密を知ってショックを受けることは、正直 今までたくさんありました。でも、それでも、どんなにたくさんショックを受けても、君の声を聞いて、君の笑顔見れば、君の秘密なんてものは忘れてしまいました。どんどん、どんどん君への“好き”は大きくなって、消すことはできませんでした。 もう絶対叶えることはできない恋だと解っていたし、私が君を好きなことで、傷付いてる人が1人じゃなくいることもちゃんと気付いていました。だから、何度も『諦めよう、忘れよう。』と思いました。だけど、無理でした。どんなにたくさん君の嫌なところを見ても、どんなにたくさんの人を傷付けていたとしても、私は君のことをずっと好きでした。
だけど、今回の君の秘密は、今までの秘密とは比べものにならないくらいの大きなショックを受けました。だから、『それをきっかけにすれば忘れられる。』って思いました。 そしたら、君のことを考えることも少なくなりました。ずっと君を追ってた私の目もだんだんと、他のことを追うようになりました。 『大丈夫、忘れられる。』そう思いました。 だけど、神様はいじわるで。 私と君を隣の席にしました。 『大丈夫、席が隣なだけ。大丈夫。』そう思いました。 その時点でも私はある人を傷付けていました。 君と隣になった私は、君との時間が楽しすぎて。すぐまた君に恋をしました。というより、席替えをして隣になった瞬間から、ううん。もっと前。君の秘密を知ったときも結局“好き”を少しも消せてはいませんでした。 君のことを考えることも少なくなりました。なんて嘘。授業中、お風呂の中、寝る前、夢の中。1人でいるとき、ぼーっとしてるときは、君のことしか考えていませんでした。 ずっと君を追ってた私の目もだんだんと、他のことを追うようになりました。なんて大嘘。他のことって何ですか? 君がいた場所。君が見てたもの。君が興味を持ったもの。全部全部君を追ったものです。 『大丈夫、席が隣なだけ。大丈夫。』本当は、『また君に恋するんだなぁ。』 神様はいじわる?ううん。神様は神様。 君の隣にいれる今の時間は私にとって、本当に楽しくて、かけがえのない1番大切な時間です。 もう少しだけ、せめて隣の席の間だけ、このままでいさせてください。 君の秘密を知っても嫌いになれません。逆に、君の気持ちを想うと私は無力だなぁと感じます。君の秘密を知れば知るほど、君は辛い気持ち抱いているんだろうなって思います。なのに、その秘密を誰かに打ち明けたり、相談したりしないで みんなの前では笑顔。 そんな君の横顔見ていると、助けてあげたいなって思います。でもそれはできません。君の秘密を知っていることは、私の秘密です。 君を助けたいと望めば、それはまた誰かを傷付けてしまうことになります。だから私は君を助けてはいけません。君を助ける人は、私ではなく、君が愛してる人でしょう。
昔から、私の望みは、叶えようとすればするほど傷付く人が増えていきます。君のことでもそう。ほんとは君のそばにいて、君の笑顔を守りたいけど。 それはできないことだなんて、もう慣れちゃいました。
君の笑顔見ると、好きだなぁって思います。君が笑顔でいれるなら私の何をあげてもいいって思っちゃいます。 本当にストーカーみたいだけど、そのくらい、宇宙で一番君が好きです。大好きです。こんな私と話してくれて、相手してくれてありがとう。そういう優しいところも大好きです。
傷付けてしまった人へ。
今まで傷付けていたことは本当にごめんなさい。全て私のせいです。あなたを傷付けないようにしようって何度も何度も思ったけど、あの人への思いが大きすぎて。だけどこれは完全に私のわがままです。ごめんなさい。 もう少しだけ、わがままを許してください。
こんな広い世界で、こんなにもたくさんの人がいる中で、君に出逢えたこと、感謝してもしきれないくらい大きなことです。 それだけでも、私は幸せだなぁって心から思ってます。
君はこれから、この広い世界で、たくさんの人の中から愛する人を見つけてください。あなたが、本当に愛しあえる人と結ばれますように。これが私の願いです。 神様、私のこの望みだけでいいので、叶えてください。誰も傷付けずに。お願いします。
私はもう君を好きでいることはできません。もうそろそろ時効です。これ以上、私のわがままを引きずるわけにはいけません。 だから今までの君への想いを抱えたまま、次の“君”を見つけようと思います。 たぶん、君以上の“君”は一生かかっても見つからないと思います。だけど、君以上でなくても、その“君”がきっと、私の運命の人です。君のことが好きって思っても、無理矢理にでも、“君”のことが好きだと言い、君のほうが好きだとしても、“君”が宇宙で一番好きと言います。
もしその人が見つかったなら、私はその人に全てを捧げます。だから、今君には捧げられません。捧げたくても、それは君に捧げて良いものではありません。君も本当は解ってるよね。だから、君も簡単に捧げるものではないからね。 君は落ち着きないところ、衝動的なとこもあるから心配だなぁ。 どうか君の運命の人は、冷静な落ち着いた人でありますように。
君がずっと笑顔でいられますように。君が愛する人と結ばれますように。君に不幸は訪れませんように。神様、彼を御守りください。 私の分まで。
今まで本当にありがとう。 ほんとは君と結ばれたかった。 気持ちに正直に、君を好きであり続けたかった。 だけど、それは叶いません。 だからせめて、君が私の大好きな本当の笑顔で、いつでも笑っていられるように願ってます。ずっとずっと願ってるからね?
もうすぐ卒業で逢えなくなるけど。
たぶんきっと忘れられないんだろうなぁ。
だからここに書いとくね。ここは君が教えてくれた場所だから。 恋で悩んでるの?って。教えてくれたとこ。
悩んでる理由君だったんだよ?
あれから何年も経って、君はここのこと、もう覚えてないかもだけど。
だから、初めてここに書けます。
ずーっとずーっと大好きだよ。
2016.02.16
×××
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