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大好きな君さまへ  (ゆうより)
IP: 58.1.173.254
これが、最後の手紙になるかもね。

私、恋愛とか全然分かんなくて。

『好き』って言う気持ちがどんなものなのかも知らなくて。

でも、君への気持ちが分かったら。

こんなに苦しくて、楽しくて、悲しくて、嬉しくて。

自分が分かんなくなったりして。

きっと、『好き』って、恋ってこんなものなんだと分かって。

ちょっと、嬉しくなった。

でも、君に好きな人がいると分かって。

悲しくて、諦めようと思って。

それでも、諦められなくて。

たくさん、迷惑かけちゃって。

たくさん、君の邪魔をして。

ごめんね。

私のせいで、ごめんね。

でも、君が好きな、好きだった人と。

この頃仲が良いって聞いたよ。

良かった、本当に良かった。

これで、安心だね。

邪魔者は消えたよ。

君が今、誰を好きなのかは。

まるっきり知らないから。

それが良いのか、私は分からないけど。

きっと良いことと、ただ願うよ。

でも、やっぱり諦めていないみたい。

こんな風に、君のことを書いているなんて。

想っているなんて。

最低だね、私。

君の邪魔、二度としたくないから。

邪魔されたって、君が気付いていなくても。

邪魔したって、私は気付いているから。

これ以上は、何もしないよ。

君のことが、『好き』。

それさえ分かっていれば、私は満足。

君が、幸せと思う方に。

君が、幸せになれるように。

願っているから。

遠くから、君を見て。

「かっこいいな」って、そう思えたら。

私は、きっと幸せだよ。

いつか、私のことなんか忘れて。

新しい人と、一緒に歩んでいってね。

私も、同じくらい幸せになってやる。

そんなことを言うのも、今日で最後。

恥ずかしいから、ここで告白。

君が、大好き。
何気なく、優しくしてくれるところも。
バカな事言って、笑っているところも。
全部、大好き。

これから、違う道を歩いて行こう。

いつか、笑い話に出来るぐらい強くなって。

また、たくさん話そうね。