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kenさまへ  (sparrowより)
IP: 126.43.247.20
生きているのか死んでいるのか、元気なのか幸せでいるのかが、確認できないのは、今までと変わらない。
25年もそうして過ごしてきたのだから、たいしたことではない。
それが、そのまま続くだけ。

わからないけど、私のなかには存在していて記憶を反芻しては、切なく気を揉む。現実に元気でいると確認もできていないけれど、もういないと思うことはない。もし、いないのなら、もうないと知らされた私は気を揉むことがなくなるのだろうか。
元気だと知らせを欲しがる私の気持ちは、望む結果の得られない欲求不満なのだ。
その満たされない要求のやり場に困って、読まれないメールを送ってみたりもする。かえって浮き彫りにすることになるのもわかっているのに、どうすることもできない。
けれど、現実にどうあろうと、私自身があなたの幸せを祈り、元気でいると想うのであれば、それは私にとって幸せであり、現実であるのだ。
事実の確認も、私の祈りをあなたが認識している必要もない。
そう、大丈夫。あなたは幸せにいる。

今日も幸せであれ。
新しい土地にも落ち着き、きっと充実した毎日を過ごしている。メールはひっそりと忘れられ、静かに消えていく。今日は早めに仕事も済んで、読みたかった本の続きを一時間ほど読んでから眠りにつく。落ち着いた穏やかな時間があなたをつつんでいる。