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本気で愛した人さまへ (ただの友達より) |
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- 君と4ヶ月ぶりに会えた日。
大好きな君に会えない日々はもどかしかったけど、この日を楽しみにしていた。
君を思い出さない日はなくて。君の声が聴きたくて。君の顔を見たくて。君と話がしたくて。
だからね、花火をやる約束の時間が待ち遠しくて。
「あと、2時間後だ。君に会えるんだ。」
胸がドキドキした。
そんなとき、君からメールで「今から遊ばない?もう、お前の家の近くに居るんだけど」って言われて。
ホントに嬉しかった。君も私に会いたがっているのかな、久しぶりに遊べる事が楽しみだったのかな、って思った。
久しぶりに会った君は大人っぽくて。「バイト帰りなんだ。」と照れくさそうに言う君が可愛くて。
君と同い年の友達も一人呼んで、その子を待ってる間に近所を二人でうろうろする時間さえ、幸せだった。
3人で何気ない世間話をして、学校の話をしたり、ふざけ合ったり...。
壁にもたれかかる私の右側で肘をついてこちらを見る君にドキドキして、その仕草に見惚れた。
だからさ、期待した私に罰が当たったんだね。
君がいきなり「彼氏いるの?」って訊くから、
私は少し展開を期待して、「いないよ」って答えた。
君に「お前はいるの?」って訊いたら、
「いるよ」って言われて...。
...それでも、まだ期待していたんだ。少女漫画みたいな展開を。
でもさ、君はスマホのプリクラ画像を私に見せて、
「彼女なんだ。バイト先で知り合って。」
って微笑んだね。
甚平姿の君と、浴衣姿の美人の彼女。
頭が真っ白になって。私は、「ごめん、一旦家帰る。」といって、その場を逃げ出した。
自分の部屋で半泣きになりながら親友に電話をかけて、30分くらい、想いを吐き出して。
初めての失恋は苦しすぎて、胸にぽっかりと穴があいて。
あれだけ楽しみだった花火の間は、ただ、辛かった。
君が私に笑いかけても、君が私に触れても、ただ、泣きたかった。
幸せそうに彼女の話をする君が憎くて、そんな事を思う自分がたまらなく嫌だった。
君を好きになれてよかった。
君は私にいろんな感情を抱かせてくれた。 ...失恋という感情も教えてくれた。
本当に君といれる時間が幸せだった。
...まだ、未練は完全に消えてないけど。
でも、かっこ良くて、優しくて、最っ高の友達の君には、幸せになってほしいから。 ...それは嘘じゃないから。
君は私を友達として必要としてくれているから。 私は、君の望む人でありたい。 ...次は、笑顔でアニメの話がしたいな。 嫉妬心の無い、真っ白な心で。一人の友達として。
...来年は私も高校生。
君と会う事は二度と無いかもしれない。
だから、来年の3月に君に言いたかった事。
今、君に届かない場所で、言わせてください。
「ずっと前から、君が好きでした。」
さよなら、ユウキ。
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