momocafe

HOME ブログTOP 恋愛占い


1999年から悩み相談室を運営しています。
相談室は参加型の掲示板になっています。皆様の知恵や経験が力になっています。よかったらお力を貸してください。

スポンサーリンク




おさらばえ「仁の最終回」視聴率26.1%

 一生のうち経験できる恋愛の数なんて限られています。

 恋愛できたとしても、自分ばっかり連絡してる、自分ばっかり謝ってる、自分ばっかり奢ってる・・・といつの間にか損得で恋愛を考えるようになったりします。

 だから、自分より大切だと思えるほど愛しい人に出会え、またその人に思われるのは奇跡に近いことかもしれません。

 歴史の修正力によって消されてしまった仁の存在。名前や顔は忘れてしまっても、周りのみんなが忘れてしまっても、先生と呼んでいた大好きな人がいた事は忘れなかった咲。咲の思いは歴史の修正力に勝ったわけで、そんなに好きになれる人に出会えた咲ちゃんは幸せだったのかなぁ、と無理やり思うようにしました。

 咲が仁を慕っていることは痛いほど伝わってきたけど、仁が咲を思う気持ちはずっと情のような感じがしてたのね。縁談を破談にさせてしまったことや栄さんから勘当されたことに責任を感じてプロポーズしたのかなぁと思ってました。でも、「咲さん咲さん」と名前を呼びながらホスミシンを探す先生、「咲さんすいません」と階段で泣き崩れる先生、「私もですよ。咲さん。私もお慕い申しておりました」泣きながら咲の手紙を読む先生は、間違いなく咲を愛しく思っていると確信できました。

 あ〜やっぱり咲ちゃんと仁先生を一緒にさせて欲しかったな。どうしてもふたりが夫婦になる姿が見たいので、こうなったら、2年後の大河ドラマは、綾瀬はるかと大沢たかおでお願いしたい。新島襄は大沢たかおで・・・ダメかしら。

 夢の中で涙を流していた咲。
 それは仁の無事を祈って流した涙でした。
 そんな咲を愛しく思った仁は思わず咲を抱きしめます。


 見ていたときはわからなかったけど、この抱擁シーンは、仁と咲の今生の別れだったんだよね。なのに私ったら、ここに佐分利が入ってきて、「すんません」とか言って慌てるんだろうか〜とかこれが平成の世だったらここで押し倒しているな〜とかアホなことを考えていました。咲ちゃんのようにもっと綺麗な気持ちで堪能すればよかったです。
 
 包帯男が仁先生であることは、なんとなくわかっていたのですが、包帯男が江戸に戻りたかった理由が咲のためだったとは全く思っていませんでした。ずっと坂本龍馬のためだと思っていました。だから、龍馬が死んだときは、「何で戻らないの?」とぼやいていたんだけど、咲のためだったんだよね。

 パート1の1話で落とした「ホスミシン」は、咲を救うための薬でした。パート2の1話で公園で読んでいた「手紙」は、咲から届いた手紙でした。最初からきちんと組み立てられた話だったのがよくわかります。やっぱりすごいです「仁」。あらを探せば出てくるかもしれませんが完璧です。すばらしい。

 パート1の現代とパート2の現代は微妙に違っていました。一番大きな違いは、友永未来がいなくて橘未来がいたこと。包帯の仁が現代に戻り、現代の仁は江戸時代に行ってしまったけど、新たに江戸に行った仁は、橘未来のことも友永未来のことも知らないんだよね? ということは、江戸に行っても初代仁のように「ミキ、ミキ、ミキ」とうじうじ悩むことはないってことだよね? だとしたら、新たに江戸に行った仁は、初代仁とはまた違う歴史を作るわけで、咲はミキや野風に遠慮することなく自分の気持ちを素直に伝えることができるのかなぁ〜なんて想像したりしてます。

 最終回の平均視聴率は26.1%だったんですね。瞬間最高視聴率は午後10時44分の31.7%とのこと。この数字は、仁のスタッフや役者さんの情熱と努力の賜だと思います。素晴らしい作品をありがとうございました。

 写真はJIN‐仁‐完全シナリオ&ドキュメントブックです。
おもしろいです。

【ドラマ】2011年夏ドラマの感想