男女逆転させた大奥誕生(有功・家光篇)の感想
男系男子は正しい選択である と『大奥〜誕生[有功・家光篇』を見て思いました。
春日局は、三代将軍・家光の死を隠すため、 我が息子(稲葉正勝)を死んだことにして身代わりに。 そして、家光の娘に、お世継ぎを産ませようとします。 いろんな男をあてがわれる娘。 同じ女として、娘が不憫でならなかった。
大好きな人ができたのに、 その人とは子ができないからと引き離され、 他の男と子作りさせられる毎日。 ドラマでは、泣きながらもお役目を務めていたけど・・・。 そんな人生、地獄でしかないと思う。 私なら毎日吐きまくってると思う。 好きでもない人に触られることを考えるだけで吐けてくる。
男と女は違う。 女はどう頑張っても、1年に一人の男の子供しか産めない。 でも、男はやろうと思えば、1年に10人の女性を孕ますことはできる。 生物学的にも女性が家督を継いでいくのは大変だと思う。
しかし、大奥の男女を逆転させるなんて、すごい発想だよね。 こんなに大洞吹いているのに、歴史に沿ってるから矛盾を感じさせないし、 男と女を逆転させることによって、感情面で新しい発見もあり、 大奥は何度もドラマ化されていて、いろいろ見てきたけど、 予備知識があるから、より切なくなったりして面白かったです。
ただ、何かが足りなかった。 「仁」ほどの感動は皆無だったんだよな。 もう少し工夫したら号泣できるのに、と思うところがいっぱいあり、 役者さんは皆上手だったから、それだけが、ただただ残念でした。 せっかく面白い題材なので、他の人の演出で見てみたいです。
【ドラマ】2012年秋ドラマの感想
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