中村優子「カーネーション」で末期癌患者
中村優子って、いったい何者?
座っているだけの頃から存在感があったけど、 喋ったり、泣いたり、笑ったりしても、その存在感を裏切らない。 子どもをおいて死んでいく母の気持ちが痛いほど伝わってきました。
せっかく夏木マリの糸子に慣れてきていたのに、 中村優子の神がかった演技を見せられると また振り出しに戻ってしまったよ。 やっぱり、夏木さんの演技は違和感があるんだよな。 なんか、やっぱり、湯婆婆なのよ。
中村優子さん、岸和田弁も上手だったから、 関西出身かと思ったら、福井出身の女優さんでした。 最終学歴は東京外国語大学イタリア語学科。
こちらのインタビュー記事を読むと、 役作りにはとことん拘る女優さんのようで、 ホステス役を演じたときは、銀座の高級クラブで潜入修行し、 ストリッパー役を演じたときは、本物の踊子さんに教わりながら地方巡業に同行。 しかも、浅草のフランス座や奈良のストリップ劇場に飛び入り参加までする徹底ぶり。 たいしたプロ根性です。
吉沢加奈子の出番は、ほんの少しだったけど、 吉沢加奈子の役作りも、かなり努力されたんだろうな。 どんな役作りをしたのかぜひぜひ聞いてみたいです。
あさイチのプレミアムトークに夏木マリさんが出てました。
真っ赤なカーネーションのようなドレスで登場。 登場というか、「朝ドラ」から「あさイチ」に切り替わると、 あさイチトリオと一緒に、普通に横一列に並んでいたから、 紹介されるまで、誰だかわかりませんでした。
今年、60歳になるらしいけど、60歳には見えない。 若い。 角度によって柴咲コウに見えたり、大地真央に見えたり、 ドラマの中の夏木マリと違って、若かったです。
トークも、新人さんのように初々しく、 これまたドラマの糸子と違い、とっても謙虚。 年上の女性に失礼だけど、ほんまかわいかったです。
朝ドラについては、厳しい声も届いてるって言ってました。 可哀想な気もするけど、プロだから仕方ないのかな。 でも、すごく努力してた。 台本は真っ黒で、小原糸子をすごく大事にしてました。
青森出身の新山千春もそうだったけど、台本には音符を書きこんであり、音楽で方言を覚えてました。長い台詞になると7頁もあったらしく、それを覚えるだけでも大変なのに、それを岸和田弁に変換しなくちゃならないんだから、それはそれは大変な作業だったと思う。真っ黒の台本からビシバシ伝わってきました。
首や顔のシワを作る特殊メイクは、 毎日2時間以上かかったそうです。 また、お弁当を持参していたため、毎朝4時起き。
小篠綾子さんや尾野真千子を意識し、衣装は小篠綾子さんがデザインした洋服を着て、オノマチに近づくため、オノマチと同じ場所にホクロをつけたり、オノマチと同じように内側に時計をつけたりしてました(ちなみに夏木さんは外側)。細かいところまで拘って演じても、いろいろ言われちゃうんだから、プロの世界は厳しいね。
あさイチの夏木さんは、ほんまかわいらしくて好感度上がりまくり。ただ、VTRで出演した三姉妹(新山千春、川崎亜沙美、安田美沙子)が、ごっつい夏木さんに懐いている感じで、それを見せられるのはちょっと複雑。たぶん、三姉妹も、三姉妹なりに夏木さんに元気を送っているんだろうけど、それはすんごいわかるんだけど、私にとって三姉妹のお母さんはやっぱりオノマチなんだよな。ごめんなさい。
カーネーションから離れますが、日本初のプロポーションビデオは中島淳子時代の夏木マリなんだって。そのビデオが流れたんだけど、柳沢解説委員がおおうけ(笑いすぎ?)。夏木さんはビデオを見るのは嫌らしいけど、日本初というのはアピールしたいので開き直ってるぽい感じでした。身長162センチ、体重50キロ、バスト86センチ、ウエスト58センチ、ヒップなし(ほんまは90センチ)の身体は超健康的。ムチムチでした。
【朝ドラ】カーネーションの感想
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