明治30年代生まれの「おしん」と「め以子」
1月から再放送されていた「おしん」が終わりました。
「おしん」を見るのはこれが3度目。 3度目なのに、今までで一番感動したかも。 子どもの頃は理解できなかった味(美味しさ)がわかるように、 より深いところまで感じたり考えた297話でした。
ごちそさんの「め以子」と「おしん」は年が近いんですよね。 ●め以子は、明治38年生まれ ●おしんは、明治34年生まれ だから、「ごちそうさん」が始まってからは、 め以子を見ているとおしんを思い出していました。
東京の洋食屋に生まれた、め以子はオムライスを食べて育ち、 山形の農家に生まれた、おしんは大根めしさえ満足に食べられない。
7歳の時、たった米1俵で口減らしのため奉公へ出されたおしん。 奉公先は厳しく、まともに学校に通うこともできませんでした。 一方のめ以子は高等女学校卒業。家の手伝いもほとんどしない。 生まれる家でこんなに差が出るんですよね。
ハッピーエンドで終わった「おしん」だけど、 関東大震災でも、戦争でも、大切な人を失い、 何度も何度も、不幸のどん底を見たおしんだけど、 一番見るのが辛かったのは、やっぱり佐賀時代かなぁ。 佐賀のお義母さんは、加賀屋の大奥様と同じく、 演技しているとは思えないくらい名演技でした。
おしんには、亡くなられた俳優さんがたくさん出ていました。 新しい作品を見ることはできませんが、 こうしてまた会えて、感動をもらえて、とても贅沢した気分です。
田中裕子さんの強さと逞しさに、元気をもらい、 田中好子さんの一途さと優しさに、癒やされ、 田中美佐子さんの我が儘と小悪魔ぶりに、自分を省みました。 共通して言えるのは、三人の田中さんは、とっても可愛らしかったです。
おしんの再放送、また見たいです。 その時は人間的にもっと成長し、新しい発見ができたらいいなぁ。
【ドラマ】2013年ドラマの感想
|