婦人会リーダーの玄覺悠子(ごちそうさん)
第17週「贅沢(ぜいたく)はステーキだ」の感想
戦争のシーンは全く描かれていないのに、 食から戦争を感じることができた1週間。 食べ物から見る戦争というのも勉強になります。
興亜建国パン って、どんなパンだったのか知りたくて検索したら、 「写真で見る日本陸軍兵営の食事」に載ってたレシピを参考にして、 興亜建国パンを自分で焼いて食べられた方を発見しました。 ドラマのレシピとは微妙に違うけど、やはりまずかったみたい。 砂糖が貴重だった話もありました。
大日本国防婦人会 カーネーションでも活躍した婦人会がごちそうさんにも登場。 婦人会のリーダーみたいな人(玄覺悠子)は、 カーネーションで、糸子を支えていた昌ちゃんですね。 足尾から来た女でも看護婦役で出てたけどいい女優さんです。
中央公会堂の建設も大阪城の再建も 市民の皆さんからの多大なご寄付やご協力で何とかできたもんです。 それはこの街の文化です。
何気にこの話に感動。 かっこいい文化やなぁ。 大阪体育大学の大塚保信教授の話を読んでいますと、 事実はドラマより感動する話でした。
昭和3年に、市長さんが天守閣再建の提唱。 これに呼応した市民によって、 わずか半年間で目標額の150万円 (現在の600億円から700億円に相当)の寄付が集まったそうです。
半年で600億ってすごくない? 他にもあって、教授の話によると、 200ほどである浪花大阪の橋のうち、 お上が造ったいわゆる公儀橋は12橋で、 残りのほとんどは町人の寄付によって造られた橋なんだって。
今の補助金漬けの大阪や日本からは考えられない。 「自分たちのまちは自分でつくろう」という精神がかっこいいです。
【朝ドラ】ごちそうさんの感想
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