映画「舟を編む」松田龍平とオダギリジョーのイメージがアップ
映画「舟を編む」を見ました。
監督:石井裕也 原作:三浦しをん 脚本:渡辺謙作 出演:松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー 公開:2013年4月
おもしろかった\(^o^)/ 地味な映画でしたが、地味が積もり積もって感動しました。
言葉は生き物です。 たくさんの言葉が生まれ(新語) たくさんの言葉が使われなくなり(死語)、 その度に、内容を見直さなくてはならない辞書を作るのは、 大変な作業なんだろう、と想像することはできますが、 映画の中で描かれていた辞書作りは、 想像以上の大変さでした。
辞書は、長い長い年月をかけて作り上げます。 映画に出てきた辞書(大渡海)は、完成までになんと15年。
その間に移動になる人もいれば、定年退職になる人もいて、 そして、完成を見ることもなく亡くなる人もいて、 今まで考えもしなかったけど、 辞書には、たくさんの人の人生も一緒に詰まってました。
映画を見終わった後、じわじわとあったかい気持ちになり、 「辞書さんありがとう」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
松田龍平が演じた馬締光也(舟を編むの主人公)は、 辞書作りの素晴らしさだけでなく、 人間には、向き不向きがあることを教えてくれます。 環境が変われば、居場所が見つかれば、 地味な奴もイキイキ輝くことができる ということを教えてくれました。
実は、松田龍平が苦手でした。 お父さんの松田優作もあまり好きじゃなかったし。 だから、あまちゃんの水口琢磨も好きになれなくて、 水口は、他の俳優さんがよかったとずっと思ってたくらい。 でも、「舟を編む」で松田龍平イメージが変わりました。 あまちゃんの水口を見る目まで変わったよ。
あまちゃんでは変わらなかった彼のイメージが、 「舟を編む」で変わったのです。すごいぞ、「舟を編む」。
そして、実は、(しつこくてごめんなさい) オダギリジョーも苦手でした。 でも、彼もまた「舟を編む」で好きになった。 チャライのに熱くて心優しい男、いい演技してましたよ。 すごいぞ、「舟を編む」。
【映画】ちょっぴりネタバレ感想
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