「サワコの朝」阿川佐和子と綿矢りさの対談
土曜日の朝、『サワコの朝』という番組を見ました。
サワコの朝は、阿川佐和子さんが著名人と「音楽」をテーマに対談する番組。 10月1日から始まったみたいです。昨日、初めて知りました。 阿川佐和子さん、好きなのでショック。最初から見たかったです。
昨日のゲストは、作家の綿矢りささんでした。 もう27歳なんですね。大人の女性です。
芥川賞のプレッシャーは、やはり大きかったようで、 受賞後しばらくは小説が書けなくなったみたい。 美人作家と騒がれることにも抵抗があったみたいで、 記事を見た人が「どこが美人なの?」 と思うんじゃないかとビクビクしていたそうです。
芥川賞を受賞するなんて凄いことなのに、 そこからチャンスもどんどん増えそうなのに、 受賞した人にしかわからない苦労もあるんですね。
しかし、阿川さんは聞くのが上手。 とっても聞き上手。 最初は緊張していた綿矢さんも、いつの間にか饒舌になってました。 相手が喋りたくなるような質問をするんだよね。 しかも、聞きにくいことも聞いちゃう聞いちゃう。 そして、喋らせちゃう。
綿矢さんが17歳の時、文藝賞を受賞した「インストール」。 私は読んだことがないんだけど、どうやらエッチな表現があるみたい。
17歳であんな作品、ませてたの?エッチだったの? お父さんとお母さんに隠れてエッチなネットを覗いてたの? 最初に興奮したのは、どういう画面だったの?
というような質問をガンガン聞きまくっていました。 綿矢さんも、照れることなく、困ることなく、怒ることなく、 ひとつひとつ丁寧に答えてました。真面目な人なんだろうね。
やっぱり阿川さんはすごいなぁ。 聞き上手はお喋り上手。さすがインタビューの名手。 阿川さんが聞くと、イヤらしいこともイヤらしくないもん。 上品とは言わないけど、ちゃんと品は残ってるの。爽やかなの。 たぶん男性にはできないと思う。 朝から女性に「エッチだったの?」なんてなかなか聞けないよね。
最後に結婚願望について質問してました。 結婚への憧れは?と聞かれ、 結婚への憧れはあります、と答えていた綿矢りさ。 それを聞いた阿川さんは、 早くしなさいよ、この小説を書いたら〜なんて思ってたら結婚できないわよ。 というようなことをアドバイス。 実にリアルで、それが可愛くて、笑ってしまいました。
この番組は、毎回、ゲストの「今心に響く曲」を聞くのがお約束。 綿矢りさが選んだ曲は、荒井由実の「卒業写真」でした。 卒業したばかりの頃はわからなかったけど、 何年か経って、その頃好きだった人に会えなくなって、 「人ごみに流されて〜♪」の意味がわかったんだって。
後になってわかることってあるよね。 同じ歌でも、同じ本でも、年齢によって感じ方は違うよね。
【芸能人】気になったもん
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